定年前の働き方

会社員の副業はいくらから確定申告?50代の私が20万円より先に見たい税金の話

2026年7月26日

副業収入と確定申告のメモを家計ノートで確認しているイメージ

会社員として副業を考え始めると、かなり早い段階で気になるのが確定申告です。

副業で少し収入が入ったら、すぐ申告がいるのか。20万円という話を聞くけれど、売上なのか利益なのか。住民税はどうなるのか。会社に知られることはあるのか。

これ、正直ちょっと身構えますよね。

私も副業を考えるとき、稼ぎ方より先に「税金まわりで失敗したくない」という気持ちがあります。せっかく会社への依存度を少し下げようとしているのに、あとから税金で慌てるのは避けたいです。

ただ、確定申告は怖がりすぎても動けなくなります。

大事なのは、最初から完璧に税金を理解することではなく、収入が入った時点で記録を残し、判断に迷うところを公式情報や専門家へ確認できる状態にしておくことです。

会社員の副業は、20万円という数字だけで判断せず、売上・経費・所得・住民税を分けて見るのが安心です。

会社員の副業は、収入が入った瞬間から記録しておきたい

副業で最初の収入が入ると、やっぱりうれしいです。

金額が数千円でも、本業の給料とは違うお金です。「自分で作った収入」という感じがあって、会社員にはけっこう大きいですよね。

でも、その時点で一緒に始めたいのが記録です。

副業収入は、入金された瞬間に生活費へ混ざると、あとで何が何だか分からなくなります。カードの引き落とし、外食、日用品、教育費。気づいたら消えていることもあります。

税金の面でも、記録がないとあとで困ります。

最低限、次の4つは残しておきたいです。

残すもの見る理由
入金日いつの収入か分かるようにする
入金額年間の収入を把握する
経費にしたい支出所得を計算するときに迷わない
源泉徴収の有無入金額と税金の扱いを確認する

最初から会計ソフトを完璧に使いこなす必要はないと思います。

まずは表計算でも、ノートでも、メモアプリでもいいです。自分があとで見返せる形にしておく。ここが第一歩です。

会社員の副業注意点の記事でも書いたように、副業は始める前に会社のルールや税金の線引きを見ておく方が安心です。確定申告の記事は、その税金まわりをもう少し具体的に見る位置づけです。

「20万円」は売上ではなく所得で見る

副業収入を売上、経費、所得、税金用に分けるイメージ
売上そのものではなく、経費を引いた所得で見るのが最初のポイントです。

会社員の副業でよく聞くのが、「20万円を超えたら確定申告」という話です。

この言葉だけが一人歩きしていて、私も最初は「副業の入金が20万円を超えたらアウトなのかな」と思っていました。

でも、国税庁の案内では、給与所得者でも、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計額が20万円を超える場合などに確定申告が必要になるケースがあります。

ここで見たいのは、売上ではなく所得です。

ざっくり言うと、次のようなイメージです。

言葉ざっくりした意味
売上・収入副業で受け取ったお金
経費その収入を得るために使ったお金
所得売上・収入から経費を引いたもの

たとえば、副業の売上が30万円あっても、必要な経費が12万円なら、所得は18万円という考え方になります。

逆に、入金が20万円以下でも、他の副収入や条件によって扱いが変わることがあります。

ここを雑に覚えると危ないです。

「20万円」は入金額そのものではなく、給与所得・退職所得以外の所得金額を見る話として押さえておきたいです。

もちろん、実際に何が経費になるか、どの所得区分になるかは副業の内容で変わります。迷ったら、税務署や税理士などへ確認した方が安心です。

20万円以下でも住民税は別に確認する

副業の税金で見落としやすいのが、住民税です。

所得税の確定申告の話で「20万円」という目安を聞くと、「20万円以下なら何もしなくていい」と思ってしまいがちです。

でも、住民税は所得税とは別に考えます。

ここは本当にややこしいです。私も、税金の話になると一気にハードルが上がる感じがあります。

だからこそ、記事では雑に断定しません。

副業所得が少ない場合でも、住民税の申告が必要になることがあります。具体的な扱いは自治体によって案内が分かれるため、自分の住んでいる自治体の情報を確認するのが安全です。

見る順番としては、次のようにしておくと落ち着きます。

  1. 所得税の確定申告が必要かを見る
  2. 住民税の申告が別に必要か自治体で見る
  3. 分からなければ税務署や自治体へ確認する

20万円以下だから何もしなくてよい、と決めつけるのは避けた方が安心です。

副業収入が小さいうちほど、こういう確認を軽く見がちです。でも、最初に確認先を持っておくと、収入が増えたときも慌てにくいです。

もうひとつ、会社員として気になるのが「会社に知られるのでは」という不安です。

ここは、隠す方法を探すより、まず会社の就業規則と住民税の扱いを分けて見る方がいいと思います。副業そのもののルールは勤務先、税金の申告や納付は税務署や自治体の領域です。ごちゃ混ぜにすると、余計に不安になります。

私は、会社に知られない方法を探すより、会社のルールを守り、税金の記録を残し、必要な確認を先に済ませる方が落ち着いて続けやすいと感じます。

雑所得か事業所得かは、自己判断で決めつけない

副業の確定申告では、所得区分も出てきます。

雑所得なのか、事業所得なのか。ここも検索するといろいろな情報が出てきます。

ただ、最初の副業でここを自己判断しすぎるのは少し怖いです。

副業の内容、継続性、帳簿、規模、営利性などによって扱いが変わることがあります。国税庁にも雑所得の案内がありますが、個別にどう扱うかは一律に言い切れません。

私は、最初から「これは事業所得にできるはず」と決めつけるより、まずは記録を残して、必要なら確認する方が現実的だと思います。

特に50代会社員の場合、本業があり、家庭があり、副業も小さく始める人が多いはずです。

その段階で大事なのは、所得区分の名前を覚えることより、収入と支出の記録を残すことです。

迷いやすいこと最初にやること
雑所得か事業所得か自己判断で断定せず確認する
経費にできるか領収書や明細を残す
申告が必要か年間の所得を見て公式情報で確認する
住民税はどうなるか自治体の案内を見る

税金まわりは、ネット情報だけで決めると不安が残ります。

投資でも税金でも、お金の話は「誰かがそう言っていた」だけで動くと、あとで困りやすいです。私も投資でそれを経験しているので、ここは慎重に見たいところです。

経費は、あとから思い出すより最初から残す

副業の経費は、あとで思い出そうとするとかなり大変です。

何を買ったか。どの仕事に使ったか。仕事用と私用が混ざっていないか。領収書はどこにあるか。

数か月たってから思い出すのは、たぶん無理があります。

だから、最初から「これは副業用かもしれない」と思った支出は、ひとまず記録だけ残しておきたいです。

たとえば、次のようなものです。

  • 副業用の書籍や講座
  • パソコン周辺機器
  • 通信費の一部
  • 仕事用ソフトやサービス
  • 打ち合わせや取材に関係する支出

ただし、何でも経費にできるわけではありません。

家計でも使っているものを丸ごと経費にする、私用の買い物を副業経費にする、といったことは避けたいです。

ここは無理に得しようとしない方がいいです。

副業は、将来の自由を作るために始めるものです。税金で無理をして不安を増やしたら、目的と逆になります。

私は、経費は「節税テクニック」ではなく、「あとで正しく確認するための記録」として扱うくらいがちょうどいいと思っています。

税金用のお金を先によけると、使い切りにくい

副業収入が入ると、つい生活費に入れたくなります。

今月のカード代に充てる。外食に使う。子どもの費用に使う。もちろん、それが必要な月もあります。

でも、税金が後から来る可能性があるなら、最初から少しよけておいた方が安心です。

副業収入を全部使ってしまったあとに、確定申告や住民税の話が出てくると、けっこう焦ります。

金額の割合は人によって違いますが、考え方としては次のように分けます。

分ける先目的
税金用後から払う可能性に備える
生活防衛資金急な支出に備える
教育費近く使うお金を守る
投資・学び直し将来の自由につなげる
家族の楽しみ続ける納得感を作る

副業収入の使い道の記事でも、収入が入った瞬間に行き先を決める考え方を書いています。

税金用をよけるのも、その一部です。

税金に詳しくなる前に、まず使い切らない仕組みを作る。これだけでも、かなり安心感が違います。

確定申告の流れは、早めにざっくり見ておく

副業収入の記録から確定申告確認までの流れ
入金と経費を残しておくと、申告時期に慌てにくくなります。

確定申告は、実際に必要になってから調べると焦ります。

期限がある。必要書類がある。入力する項目がある。源泉徴収票も関係する。副業の収入や経費も整理する。

いきなり全部やろうとすると、かなり重いです。

だから、早めに流れだけ見ておくのがいいと思います。

ざっくりした流れは、次のような形です。

  1. 本業の源泉徴収票を用意する
  2. 副業の売上・収入を集計する
  3. 経費や源泉徴収の有無を確認する
  4. 所得区分を確認する
  5. 国税庁の確定申告書等作成コーナーなどで作成方法を見る
  6. 分からないところは税務署や専門家へ確認する

ここで大事なのは、申告直前に初めて動かないことです。

特に副業を始めたばかりの年は、何を残せばよいか分からないことが多いです。だからこそ、年の途中から入金と経費を残しておく方が楽です。

50代から副業を始める記事では、まず小さく試す考え方を書きました。小さく試すなら、税金の記録も小さく始めれば大丈夫です。

完璧な帳簿をいきなり作るより、入金と支出を残す。公式情報の確認先をブックマークする。分からないことをメモする。

まずはここからで十分だと思います。

副業の税金は、怖がりすぎず仕組みにする

税金の話は、どうしても身構えます。

私も、確定申告、住民税、所得区分、経費と並ぶだけで、少し気が重くなります。

でも、怖いから見ないままにする方がもっと不安です。

50代からの副業は、勢いだけで大きく稼ぐより、会社員としての信用、家族時間、体力、税金の確認を守りながら続ける方が現実的です。

税金まわりも同じです。

一気に専門家のように理解する必要はありません。

収入が入ったら記録する。経費らしきものは証拠を残す。所得と売上を分ける。20万円だけで判断しない。住民税は自治体で確認する。必要なら税務署や税理士に聞く。

このくらいの仕組みがあれば、副業の不安はかなり軽くなります。

副業は、会社に依存しすぎないための小さな練習です。

税金でつまずかない準備も、その練習の一部だと思っています。

まとめ

会社員が副業を始めるなら、確定申告は避けて通れないテーマです。

ただ、最初から難しい税金計算を全部理解しようとしなくても大丈夫です。

まず見たいのは、次の7つです。

  • 副業収入を入金日ごとに記録する
  • 売上と所得を分けて考える
  • 20万円は入金額ではなく所得の目安として見る
  • 20万円以下でも住民税は別に確認する
  • 経費は領収書や明細を残す
  • 税金用のお金を先によける
  • 分からないところは公式情報、税務署、自治体、専門家へ確認する

副業収入は、未来の自由につながるお金にしたいです。

だからこそ、生活費に混ぜて消す前に、税金用、生活防衛資金、教育費、投資や学び直しへ分けておきたいです。

会社員の副業は、稼ぐことだけが目的ではありません。

50代家庭持ちにとっては、本業を守りながら、家族の暮らしを守りながら、少しずつ選択肢を増やすための準備です。

確定申告も、怖いものとして後回しにするより、最初から記録と確認の仕組みにしておく。

その方が、無理なく副業を続けやすいと思っています。

-定年前の働き方