社会人なったらあまり自転車に乗らなくなりましたが、最近必要性を感じて最近自転車を買いました。
自転車って頻繁に買うものでもないし、買ってしまうと長く乗るものですから前回買った時のことをあまり覚えていません。
自転車を買うと契約書が2種類出てくるのです。
知っていましたか?
1つは、「防犯登録」、もう1つは「損害保険」です。
昔は防犯登録だけだったような気がします。
最近は損害保険も入るんですね。
みなさんは、自転車の損害保険に入っていますか?
自転車向けの損害保険は2種類ある
自転車向けの損害保険は、今は2種類あるのです。
それぞれ簡単に説明しますね。
自転車向け盗難保険
自転車が盗難されてしまったときに、ある一定の割合まで保証してくれます。
自動車保険でいう車両保障ですね。
最近は自転車も電動アシスト付などで、高価な自転車が増えてきました。
そのような高価な自転車を購入した場合に、入るとよさそうですね。
普通の自転車でこの保険に加入するのは、ちょっと悩みます。
自転車向け損害保険
自転車で事故があった場合に賠償責任補償や入院保険が受けられるものです。
自動車保険でいうと対人保障ですね。
人にケガを負わせてしまったり、死亡させてしまった場合に必要になります。
最近は、自転車での事故も多くなっていますので、保険としては有効かもしれませんね。
自転車事故の割合
自転車の事故はニュースでたまに聞いたりしますが、実際はどのような感じなのでしょうか。
損害保険の加入者の割合などを調べてみました。
- 自転車保険の加入者は2割程度
- 事故・届出については自転車走行中の加害者また被害者としての事故経験者は3割弱で、被害者になるケースが多い
- 自転車同士の事故は4割強で、うち警察にすべて届け出た人は1割、歩行者・車の事故に比べて届出が少ない
- 自転車走行中に警察などから注意を受けた経験があるのは3割弱。無灯火や2人乗りでの注意が多い
大きな事故の割合が少ないので、届出等も少ないのかもしれませんね。
全国で自転車保険の加入義務化が広がっている
自転車への保険加入を義務付けるのは自治体の条例となります。
国の法律ではないので、全国一斉に「保険に入らないと自転車に乗れない」となったわけではありません。
いち早く条例づくりに取り組んだのは兵庫県でした。
その後、各県へ広がっていっています。
でも、まだ一部の県及び市しか義務化はされていない状況です。
各自治体の条例には保険加入義務に違反した場合の罰則は設けられていない状況です。
賠償責任保険が義務付けされている
各自治体で加入が義務付けされているのは、いずれも賠償責任保険です。
自転車の運転者には他人に与えた損害を賠償する能力が求められているのです。
実際、自転車が加害者となった事故において、被害者からの損害賠償請求が数千万円に及んだケースも発生しました。
こうみると、自転車事故は自動車事故並みに高額化してきています。
それを背景に賠償責任保険の加入義務化の流れができているのです。
さすがに個人で数千万の支払いとなると難しいですからね。
保険会社の自転車保険は内容の確認を
自転車保険の義務化に伴い保険会社は商品を用意しています。
保険会社の自転車保険の商品の中に傷害保険や死亡保険がセットになったものも散見されます。
それらに必要性を感じるなら加入は自由となりますが、傷害保険や死亡保険の加入までもが義務化されたわけではないので注意してください。
自転車保険に加入する場合の注意点
自転車に乗って万が一あなたが事故にあってケガや死亡してしまった倍は、あなたが加入している医療保険や死亡保険でカバーすることができます。
しかし、あなたの過失で、相手を傷つけてしまったら相手に対して損害賠償責任をとらないとならないのです。
あなたの貯金で賠償できるのであれば保険の必要性は全くありませんが、相手を自転車事故で死に至らしめると1億円以上の保障が必要ともいわれているのです。
事故に備えるには、一般的に「個人賠償責任保険」に加入することですが、単体での販売を控えている保険会社がほとんどです。
その場合は、自動車保険や火災保険、傷害保険の特約として付帯することができます。
わずかな金額の特約保険料で十分な保障が準備できるのです。
自転車保険の準備をする際に気をつけたいことは、気が付かないうちに保障を持っているケースがあることです。
例えばクレジットカードに任意で付帯できていたり、医療保障に任意で付帯していたりします。
損害賠償責任の補償額の支払いは、複数の契約があっても二重に支払われることはないので、すでに加入していないか確認が必要ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたの住む自治体が自転車保険の義務化になっていなくても、自転車で人に事故を起こしてしまったことを考えると保険に入っておいたほうがよさそうですよね。
ただし、すでに入っている可能性もありますので一度あなたの入っている保険を確認しておいたほうが良さそうです。
知らないうちに多く払っているということにならないように、保険を見直してみてください。