2018年6月15日、三菱UFJ国際投信株式会社から新たな投資信託設定の発表がありました。
その名も「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。
あの米国株式S&P500に連動する投資信託となります。
今まで投資信託として優秀なインデックスS&P500に連動する商品は少なかったのですが、これで選ぶ商品の幅が広がります。
同じインデックスであれば、信託報酬が低いものを選ぶというのが基本となりますので各社の競争が生まれます。
購入者にとっては良いこととなりますね。
eMAXIS Slim シリーズ
eMAXIS Slim シリーズは、低コストの投資信託として有名です。
このシリーズ自体が、業界最低水準の運用コストを目指しているだけあって、極限まで運用コストを削ってます。
投資者に人気があるのもわかりますね。
6月22日現在、金融庁がつみたてNISAの指定インデックス投資信託としている131本中、eMAXIS Slim シリーズは8本入っています。
すべてノーロードで、信託報酬は0.1095%〜0.19%となっています。
金融庁指定 eMAXIS Slim シリーズ
国内株式(TOPIX) | 0.159% |
国内株式(日経平均) | 0.159% |
先進国株式インデックス | 0.1095% |
新興国株式インデックス | 0.19% |
全世界株式(除く日本) | 0.142% |
全世界株式(3地域均等型) | 0.142% |
バランス(8資産均等型) | 0.160% |
長期運用の場合は、信託報酬が如何に低いかが資産拡大の焦点となってきますので、同じインデックスの商品の場合は信託報酬が低い商品を買うのが鉄則です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
今回新しく加わる「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」ですが、設定は2018年7月3日からとなります。
現在のところ、SBI証券と楽天証券で取扱い開始となるようですが、そのうち多くの証券会社で取り扱うことになります。
使用している証券会社が対応していなくても待っていれば大丈夫でしょう。
つみたてNISAで扱うかは、今のところ金融庁指定の商品となっていませんのでつみたてNISAでの設定で買うことができません。
ただし、これも時間の問題で近い内に指定商品となってつみたてNISAで買い付けることができることになると思われます。
S&P500の投資信託
S&P500に投資したいという方には、最優先となるのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」となります。
S&P500を扱う投資信託は少なく、今まで「iFree S&P500・インデックス」ぐらいしかありませんでした。
今回の発表で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が信託報酬最安値となり、iFreeから乗り換える人がでてきそうです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.1728% |
iFree S&P500・インデックス | 0.243% |
信託報酬を見ていただくと一目瞭然ですが、eMAXIS Slimのほうが圧倒的にコストが低くなります。
今後iFreeがどうするのかが見ものですね。
まとめ
これから新たに投資信託を始める方でS&P500に興味がある方は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)一択で良いでしょう。
今までiFree S&P500・インデックスに投資してきた方は、実質コストが分かるまで様子見でも良いと思います。
今回のように優良な投資信託が新たに設定されるのは良いことですね。
今回の発表を受けて、iFree S&P500・インデックスの運用コスト見直しがされることを期待します。
参考になったと思った方は下をクリックをお願いします。
よく分からんという方はクリックをお願いします。