「S&P500(Standard & Poor's 500 Stock Index)」はアメリカを代表するインデックス指標です。
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されています。
米国株初心者は何を選べば良いか迷うことが多いと思います。
私もどれを選べばいいのか、本当に悩みました。
アメリカ株は優秀な企業が多いので、なかなか絞り込めないのですよね。
そこで登場するのが、代表的な500銘柄の株価を指標とする、S&P500に連動するETFです。
アメリカ株を運用するのであれば、S&P500の指標を目安に購入する人が多いです。
個別株で運用している人もなかなかS&P500の指標を超えられない人が多いと思います。
本当に優秀な指標なので、初心者にはうってつけのETFだと思いますのでご紹介します。
米国市場で購入できるS&P500ETF
国内で購入できる米国市場で取引できるS&P500のETFは以下の3本です。
- SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
- バンガード S&P 500 ETF(VOO)
- iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
どれも同じような動きをするので、どれを買っても同じなのですが微妙に経費率が異なります。
比べるとどれを購入すればよいのかがわかってきますよ。
SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
SPYはステート・ストリートが提供するS&P500ETFです。
設定日は1993年。
一番歴史のあるETFです。
純資産総額は、262,441.3百万米ドル。
日本円換算で、約29兆円。
純資産総額はすごいとしか言いようがありません。
バンガード S&P 500 ETF(VOO)
こちらはバンガード社提供しているETF。
設定日は、2010年と3本の中では一番新しいです。
純資産総額は、90,377.7百万米ドル。
日本円換算で、約10兆円。
人気のあるETFです。
iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
最後のETFは、ブラックロック社が提供しています。
設定日は、2000年。
純資産総額は、151,616.5百万米ドル。
日本円換算で、17兆円。
アメリカ市場は日本と規模が違いますね。
3本のチャート
同じS&P500に連動するETFなので、チャートは同じになるのですが、載せておきます。
すべて10年の期間としています。
SPY
VOO
IVV
3本の比較
提供会社 | ステート・ストリート | バンガード | ブラックロック |
設定日 | 1993年 | 2010年 | 2000年 |
純資産総額 | 29兆円 | 10兆円 | 17兆円 |
分配利回り | 1.79% | 1.75% | 1.76% |
経費率 | 0.09% | 0.04% | 0.04% |
まとめ
3本の比較で分かるように、SPYは純資産総額が大きいですが経費率が他と比べて高いです。
2倍以上となっているので、米国株でS&P500のETFを購入するのであれば、VOOかIVVを選択するのが賢明です。
VOO、IVVであればどちらを選んでも問題ないと思います。
初心者で悩んでいる方がおられましたら、まずはどちらかを購入してみてはいかがでしょうか。
10年間のチャート見ても綺麗な右肩上がりできています。
今後も米国経済は成長し続けることを念頭に右肩上がりのチャートを描くと信じてみるのもありかと思います。
ご参考になれば。
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