
今回は米国国債ETFの中でも中期国債と言われる、「VGIT」、「IEF」、「SPTI」について、ご紹介したいと思います。
中期国債ETFだと、長期国債ETFと短期国債ETFの間になりますので、値動きはかなりマイルドになります。
あまり値動きが激しいのは困るけど、ちょっぴり分配金は欲しいなという方におすすめのETFとなりますね。
でも、ちゃんとETFの特性を理解していないと投資したは良いが、ちょっとイメージと違ったと言うこともあります。
理解を深めて、投資していきましょうね。
それでは、米国中期国債ETFについて、説明していきます。
一緒に勉強していきましょう。
こんな方におすすめ
・米国国債ETFに興味がある
・米国債券ETFを資産に組み込みたい
・米国中期国債ETFについて知りたい
各運用会社の米国国債ETF
まず、米国国債ETFのおさらいです。
債権の種類としては、上記の債権全体に投資する総合債券、国債、社債などさまざまな債権があります。
その中でも安全性が抜群なのが米国国債を集めたETFとなります。
米国が潰れると言うことはまず考えにくいですからね。
米国国債ETFは、各運用会社がさまざまな形で提供してくれています。
米国国債ETFも長期国債から短期国債まで様々あります。
それぞれ特徴があるので、一括りで説明するのは難しいのですよね。
それぞれの特徴を理解して、投資していきましょうね。
各社から販売されている米国国債ETFのラインナップ以下のとおりです。
バンガード | ブラックロック | ステートストリート | |
超長期国債(20年超) | EDV | TLT | ー |
長期国債(10年超) | VGLT | ー | SPTL |
中期国債(3年超) | VGIT | IEF | SPTI |
短期国債(1年超) | VGSH | SHY | SPTS |
超短期国債 | ー | SHV | ー |
運用会社から長期国債、中期国債、短期国債に連動するETFが出ています。
今回は、上から3番目の「中期国債(3年超え)」のETFの説明となります。
ちょうど、真ん中に位置するETFですね。

2022年のバンガード社の国債ETFの動きです。
比較のため、S&P500に連動する「VOO」も含めています。
昨年2022年の米国中期国債ETFの「VGIT」は、値動きはマイルドでした。
あまり上下に激しい動きはしていませんね。
価格の値動きがあまりない分、VOOよりかは成績が良かったETFとなっています。
ただ、2022年は全体が不調でしたので、株価も国債も下落という動きになっていました。
中期国債ETFの変動幅は非常にマイルド
中期国債ETFの「VGIT」、「IEF」、「SPTI」の詳細を確認していきましょう。
ティッカー | VGIT | IEF | SPTI |
名称 | バンガード 米国中期国債 ETF(VGIT) |
iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF(IEF) |
SPDR ポートフォリオ 米国中期国債ETF(SPTI) |
指数 | Bloomberg US 3-10 Yr Government Bond TR | ICE U.S. Treasury 7-10 Year TR USD | Bloomberg US 3-10 Yr Treasury Bond TR |
設定日 | 2009/11/19 | 2002/07/22 | 2007/05/23 |
経費率 | 0.04 % | 0.15 % | 0.06 % |
純資産総額(百万米ドル) | 12,718.69 | 22,981.69 | 3,600.78 |
分配利回り | 1.89 % | 2.10 % | 1.67 % |
分配金回数/年 | 12回 | 12回 | 12回 |
残存期間が3年以上10年未満の米国国債に投資するETFとなるのが、米国中期国債ETFの特徴です。
「VGIT」と「SPTI」が同じ指数に連動しますので、同じ動きになりますね。
「IEF」は7年〜10年の米国国債に投資していますので、若干他と異なる形となります。
分配利回りは2%前後、経費率は「VGIT」が一番低いと言う状況となっています。
この3種類の中では、経費率の低い「VGIT」を買っておけば安心でしょうか。
中期国債ETFのトータルリターンとボラティリティ

10年間のトータルリターンです。
「IEF」が指数が違うので、ボラティリティが大きいですね。
コロナショック時にかなり動いていることが確認できます。
「VGIT」と「SPTI」はほぼ同じような動きをしていますが、「SPTI」の方が安定していますでしょうか。

超長期国債ETFの「EDV」と比較すると、上記のチャートとなります。
かなり動きが違うことがわかると思います。
ティッカー | VGIT | IEF | SPTI | EDV |
トータルリターン1年 | -3.42 % | -6.28 % | -3.46 % | -29.43 % |
トータルリターン3年 | -8.86 % | -13.35 % | -8.83 % | -46.30 % |
トータルリターン5年 | 5.62 % | 5.27 % | 5.75 % | -6.89 % |
トータルリターン10年 | 10.1 % | 10.3 % | 9.0 % | 15.5 % |
ボラティリティ(10年) | 4.2 % | 6.4 % | 3.7 % | 19.5 % |
変動幅があまりないので、トータルリターンもあまり見込めないと言う形にはなってしまいますね。
債券で資産運用をすると言うことは、なるべく資産を減らしたくないと言う方の運用となると思いますので、このような動きが理想なのかもしれませんね。
中期米国国債ETFのまとめ
いかがでしたでしょうか。
価格の変動幅も10年で5%程度なので、暴落時のようなハラハラドキドキと言うことはあまりありません。
その代わり、成長も見込ませんし、分配金も2%前後という形にはなってしまいます。
資産形成期に取り込むというよりかは、資産拡大した後に資産を減らさないように組み入れるという運用方法が望ましいかもしれませんね。
中期米国国債ETFの特徴
・価格の変動幅がかなりマイルド
・超長期国債ETFと比べるとボラティリティはかなり小さい
・分配利回りは2%前後
暴落に強い米国国債ですので、株式と組み合わせることで資産運用の値下がりを抑えてくれる役割を担ってくれます。
今回、米国中期国債ETFを確認しましたが、3種類のうちで購入するとしたら経費率の低い「VGIT」が候補にあがってくると思います。
米国中期国債ETFは、コロナショック時も安定的な動きをしていましので、安心して持てるETFですね。
デメリットは成長があまりなく、分配金利回りも低いということでしょうか。
ぜひあなたに合うETFを探してみてください。
あなたの参考になれば幸いです。
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