ANAマイレージクラブの上級会員の資格を得られる「スーパーフライヤーズカード」。
略して「SFC」と言われていますね。
このSFCを取得するために、マイル修行をする人も多いかと思います。
私も過去マイル修行してこの「SFC」を取得した一人です。
旅行をした際は飛行機を乗ることも多いので、SFCを取得したらこのカードをメインにマイルを貯めていると言う人が多いのではないでしょうか。
ANAカードはマイルも貯まりやすいので、旅行好きな人は必ず持っているカードですよね。
しかし、せっかくクレジットカードを持つのですから付帯される旅行保険でしっかり補償してくれると安心ではありませんか?
ANASFCカードも発行しているクレジット会社、クレジットカードのランクによって、補償が異なってきます。
今回はANASFCに付帯される旅行傷害保険に着目して、あなたにとってのおすすめのカードをご紹介します。
こんな方におすすめ
・ANASFCのおすすめを探している
・ANASFCの旅行傷害保険が気になる
・自分に合うANASFCを探している
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の種類
ANAスーパーフライヤーズカードカードは、2022年6月現在、12種類のカードが発行されています。
ANAスーパーフライヤーズカードは、一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードと3分類に分けられます。
一般カード3種類、ゴールドカード5種類、プレミアムカード4種類となっています。
カードブランドは、JCB、VISA、マスター、アメックス、ダイナースの5種類となっています。
一般カード
- ANAスーパーフライヤーズカード JCB(SFC JCB)
- ANAスーパーフライヤーズカード VISA(SFC VISA)
- ANAスーパーフライヤーズカード マスターカード(SFC マスター)
ゴールドカード
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード JCB(SFCゴールド JCB)
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード VISA(SFCゴールド VISA)
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード マスターカード(SFCゴールド マスター)
- ANAアメリカン・エキスプレススーパーフライヤーズ・ゴールド・カード(SFCアメックスゴールド)
- ANAダイナース スーパーフライヤーズカード(SFCダイナース)
プレミアムカード
- ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム(SFC JCBプレミアム)
- ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード(SFC VISAプレミアム)
- ANAアメリカン・エキスプレススーパーフライヤーズ・プレミアム・カード(SFC アメックスプレミアム)
- ANAダイナーススーパーフライヤーズ プレミアムカード(SFC ダイナースプレミアム)
こう並べると、いっぱいありますよね。
ANASFC一般カード・ゴールドカードの海外・国内旅行・国内航空傷害保険比較
ANASFCには、一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードがあり、カードのランクが上がるにつれて、補償額も上がっていきます。
また、もちろん年会費も上がっていきます。
まずは、ANASFC一般カード・ゴールドカードの海外・国内傷害旅行保険と飛行機を乗った際に補償される国内航空傷害保険を比較していきたいと思います。
横スクロールで確認できます。
券名 | SFC(一般) | SFCゴールド JCB |
SFCゴールド VISA・マスター |
SFCゴールド アメックス |
SFCダイナース | |
国際ブランド | JCB VISA マスター |
JCB | VISA マスター |
アメックス | ダイナース | |
年会費 (税込) |
本会員 | 11,275円 | 16,500円 | 16,500円 | 34,100円 | 30,800円 |
家族会員 | 5,610円 | 8,250円 | 8,250円 | 17,050円 | 11,550円 | |
2名合計 | 16,885円 | 24,750円 | 24,750円 | 51,150円 | 42,350円 | |
海外旅行 | 自動・利用 | 自動付帯 | 自動付帯+利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯+利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1億円 自動:5,000万円 利用:5,000万円 |
5,000万円 | 1億円 | 1億円 自動:5,000万円 利用:5,000万円 |
|
傷害治療費用 | 150万円 | 300万円 | 150万円 | 300万円 | 300万円 | |
疾病治療費用 | 150万円 | 300万円 | 150万円 | 300万円 | 300万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | 1億円 | 3,000万円 | 4,000万円 | 1億円 | |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | |
救援者費用 | 100万円 | 400万円 | 100万円 | 400万円 | 400万円 | |
乗継遅延 | - | 2万円 | - | 2万円 | - | |
出航遅延・欠 航・搭乗不能 |
- | 2万円 | - | 2万円 | - | |
手荷物遅延 | - | 2万円 | - | 2万円 | - | |
手荷物紛失 | - | 4万円 | - | 4万円 | - | |
国内旅行 | 自動・利用 | なし | 自動付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯+利用付帯 |
死亡・後遺障害 | - | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 1億円 自動:5,000万円 利用:5,000万円 |
|
入院保険金日額 | - | 5,000円 | 5,000円 | - | 1万円 | |
通院保険金日額 | - | 2,000円 | 2,000円 | - | 3,000円 | |
手術費用 | - | 20万円 | 20万円 | - | 40万円 | |
国内航空 | 自動・利用 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯(利用付帯) | なし | 国内旅行保険で補償 |
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | - | 1億円 自動:5,000万円 利用:5,000万円 |
|
入院保険金日額 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | - | 1万円 | |
通院保険金日額 | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 | - | 3,000円 | |
手術費用 | 40万円 | 40万円 | 40万円 | - | 40万円 | |
乗継遅延 | - | 2万円 | (2万円) | - | - | |
出航遅延・欠 航・搭乗不能 |
- | 2万円 | (1万円) | - | - | |
手荷物遅延 | - | 2万円 | (1万円) | - | - | |
手荷物紛失 | - | 4万円 | (2万円) | - | - | |
家族特約 | なし | なし | ||||
海外旅行 | 死亡・後遺障害 | - | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | - |
傷害治療費用 | - | 200万円 | 50万円 | 200万円 | - | |
疾病治療費用 | - | 200万円 | 50万円 | 200万円 | - | |
賠償責任 | - | 2,000万円 | 1,000万円 | 4,000万円 | - | |
携行品損害 | - | 50万円 | 50万円 | 50万円 | - | |
救援者費用 | - | 200万円 | 50万円 | 300万円 | - | |
国内旅行 | 死亡・後遺障害 | - | - | - | 1,000万円 | - |
(「SFCゴールド VISA・マスター」は、2022年10月1日から利用付帯に適用条件の改定となっているため、改定後の補償で比較しています)
海外旅行傷害保険優秀
・ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード JCB(SFCゴールド JCB)
海外旅行傷害保険について、カードを持っているだけで補償を受けられる自動付帯が付いている方が有利となります。
「SFCゴールド VISA・マスター」と「SFCゴールドアメックス」は旅行料金を支払った際に補償される「利用付帯」となっておりますので、他のカードと比べると見劣りします。
「SFCゴールド VISA・マスター」に至っては、保険補償だけを見ると「SFC(一般)」にも劣るのではないかというレベルになってしまっています。
「SFCゴールド JCB」と「SFCダイナース」が補償内容が同様となっていますので、海外旅行傷害保険としては年会費差で「SFCゴールド JCB」が優秀と言えそうです。
国内旅行傷害保険優秀
・ANAダイナース スーパーフライヤーズカード(SFCダイナース)
国内旅行傷害保険については、「SFCダイナース」が補償が厚いと言えます。
すべての項目にて、他のカードを上回っていました。
意外にも「SFCゴールドアメックス」が、死亡・後遺障害しか補償しないという結果でした。
国内航空傷害保険優秀
・ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード JCB(SFCゴールド JCB)
飛行機に乗った時にだけ補償される国内航空傷害保険ですが、乗継遅延等も自動付帯で補償される「SFCゴールド JCB」が一番優秀と言えます。
家族特約優秀
・ANAアメリカン・エキスプレススーパーフライヤーズ・ゴールド・カード(SFCアメックスゴールド)
「SFCゴールドアメックス」は、一般、ゴールドカードの中では家族特約が国内旅行にも適用される唯一のカードでした。
「SFCダイナース」は家族特約がないというもの意外な結果でした。
私が愛用している「SFCゴールドVISA・マスター」は、旅行保険についてはあまりいいところがないという結果になりました。
あまり保険のことは気にしていなかったので、気づかなかったなというのが印象ですかね。
一般、ゴールドカードの中からでは、「SFCゴールド JCB」の総合力が際立っていると言えそうです。
ANASFCプレミアムカードの海外・国内旅行・国内航空傷害保険比較
SFCプレミアムカードは年会費もサービスも別格のため、プレミアムカードだけで比較したいと思います。
横スクロールで確認できます。
券名 | SFC JCBプレミアム | SFC VISAプレミアム | SFC アメックスプレミアム | SFC ダイナースプレミアム | |
国際ブランド | JCB | VISA | アメックス | ダイナース | |
年会費 (税込) |
本会員 | 77,000円 | 88,000円 | 165,000円 | 170,500円 |
家族会員 | 4,400円 | 4,400円 | 4枚まで無料 | 無料 | |
2名合計 | 81,400円 | 92,400円 | 165,000円 | 170,500円 | |
海外旅行 | 自動・利用 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯+利用付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 1億円 | 1億円 | 1億円 自動:5,000万円 利用:5,000万円 |
1億円 | |
傷害治療費用 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | |
疾病治療費用 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 | 5,000万円 | 1億円 | |
携行品損害 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | |
救援者費用 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 500万円 | |
乗継遅延 | 2万円 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | |
出航遅延・欠 航・搭乗不能 |
2万円 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | |
手荷物遅延 | 2万円 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | |
手荷物紛失 | 4万円 | 4万円 | 6万円 | 4万円 | |
国内旅行 | 自動・利用 | 自動付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 | |
入院保険金日額 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | |
通院保険金日額 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 3,000円 | |
手術費用 | 20万円 | 20万円 | 20万円 | 20万円 | |
国内航空 | 自動・利用 | 自動付帯 | 自動付帯(利用付帯) | 利用付帯 | 国内旅行保険で補償 |
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | |
入院保険金日額 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 5,000円 | |
通院保険金日額 | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | |
手術費用 | 40万円 | 40万円 | 10万円 | 20万円 | |
乗継遅延 | 2万円 | (2万円) | - | - | |
出航遅延・欠 航・搭乗不能 |
2万円 | (2万円) | - | - | |
手荷物遅延 | 2万円 | (2万円) | - | - | |
手荷物紛失 | 4万円 | (4万円) | - | - | |
家族特約 | |||||
海外旅行 | 死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 | 200万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | 1億円 | 5,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害 | 50万円 | 100万円 | 100万円 | 50万円 | |
救援者費用 | 200万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 200万円 | |
国内旅行 | 死亡・後遺障害 | - | - | 1,000万円 | 500万円 |
海外旅行傷害保険優秀
・ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム(SFC JCBプレミアム)
海外旅行傷害保険では、さすがANASFCプレミアムカードと言うだけあって、どのカードも補償最高額は横並びとなって、他と比較して飛び抜けて高額というものはありません。
その中でも、「SFCJCBプレミアム」が欠点もなく、年会費が一番安いということでおすすめとさせていただきました。
国内旅行傷害保険優秀
・どのカードも優秀
国内旅行傷害保険については、優劣がないのでどのカードでも同じとの判断となります。
あえて言うのであれば、利用付帯でないと威力が発揮できない「SFCアメックスプレミアム」以外が良いかと思います。
国内航空傷害保険優秀
・ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム(SFC JCBプレミアム)
国内航空傷害保険は、乗継遅延や手荷物紛失等も補償する「SFCJCBプレミアム」がおすすめです。
家族特約優秀
・ANAアメリカン・エキスプレススーパーフライヤーズ・プレミアム・カード(SFC アメックスプレミアム)
家族特約は、利用付帯が条件となりますが、家族も傷害、疾病治療が1,000万円まで補償される「SFCアメックスプレミアム」が断然優秀です。
海外旅行で怖いのは、旅行した際のケガや病気の高額な治療費ですからね。
それを本会員と同じ「1,000万円」まで補償していただけれるのは心強いです。
でも、カードの年会費がトップクラスなので他のサービスも鑑みて検討する必要がありますね。
まとめ:ANASFCの旅行保険でおすすめのカードはJCB
今回は、旅行保険に着目しておすすめのANAスーパーフライヤーズカードはどれかを検討しました。
ゴールドカードもプレミアムカードも旅行保険だけを見れば、「JCB」が一番充実していることがわかるかと思います。
「JCB」が一番手厚く旅行保険をカバーしているなという印象ですね。
今回の比較で、ANASFCで旅行保険が充実しているカードの答えは以下となります。
SFCゴールドおすすめ
・ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード JCB(SFCゴールド JCB)
SFCプレミアムおすすめ
・ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム(SFC JCBプレミアム)
ただ、ANASFCを選ぶ際は旅行保険だけではなく、他のサービスも比較していく必要があります。
旅行保険はたくさんあるサービスの中の1つなので、どのサービスを重視するかによってあなたのおすすめのカードが変わってくると思います。
旅行保険を重視している方については、「ANASFCゴールド JCB」はおすすめですので、検討してみてください。
あたなたのANAスーパーフライヤーズカード選びの参考になれば幸いです。
私が長年愛用しているSFCは「ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード マスターカード(SFCゴールド マスター)」です。
コスパ抜群と言われていましたが、2022年に大改悪となりました。
(年会費割引廃止、旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯へ変更。。。)
このカードもそろそろお別れかもしれません。
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10年以上使用したマイラーがおすすめするANASFCゴールドカードのメリットデメリット
私がメインカードとして利用している「ANAスーパーフライヤーズゴールドカード」。 このカードを発行してから、10年以上が経ちました。 10年以上メインカードとして、浮気もせずに使用し続けてきました。 ...
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