
こんにちは!
今回は「FIREを目指す家庭持ち40代」の皆さんに向けて、まず最初に取り組むべき固定費の見直しポイントについて深掘りしていきます。
FIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的自立と早期リタイア)を実現するためには、収入を増やすことと同じくらい、「支出を最適化すること」が重要です。
中でも、毎月必ず発生する固定費の削減は、少しの工夫で大きな成果を生む非常に効率的なアプローチです。
この記事では、私自身のリアルな体験をもとに、見直して効果を実感した固定費5つを厳選し、それぞれの具体的な節約方法と効果を詳しく紹介します。
将来のFIREを目指している方や、今すぐ家計を見直したいという方の参考になればうれしいです。
なぜ固定費の見直しから始めるべきなのか?
まず伝えたいのが、「節約=我慢」ではないということです。固定費の見直しは、生活の質を落とすことなく、無駄な支出を排除するだけで、長期的に大きな節約効果を生みます。
固定費には以下のような項目があります:
主な固定費
- 通信費(スマホ・インターネット)
- 保険料
- サブスクリプションサービス
- 住宅費(ローン・家賃)
- 公共料金(電気・ガス・水道)
これらは一度見直せば、翌月以降も自動的に節約が続く仕組みを作れるのが魅力です。
特に教育費・住宅ローン・老後資金など、大きな支出を控える40代世代にとって、支出の最適化は非常に重要なテーマになります。
それでは、私が実際に見直してきた5つの固定費とその節約方法をご紹介します。
① 通信費:格安SIMで年間3万6000円の節約に成功
まず最もインパクトが大きかったのが、スマホの通信費の見直しです。
以前は大手キャリアを利用しており、月額5000円前後の支出が当たり前でした。
そこで格安SIMに乗り換えたところ、月額2000円にまで削減。
年間にして3万6000円の節約ができました。
実際にやったこと
- 大手キャリアから格安SIM(私は楽天モバイルを選びました)へ乗り換え
- 通話は楽天リンクやLINEをメインに利用
- 家ではWi-Fiを活用し、モバイルデータ通信量を削減
ポイント
- ネットだけで手続きが完結
- スマホ端末はそのまま使用(SIM差し替えのみ)
- 通信速度は昼休みなどの混雑時間を除けば問題なし
通信費の見直しは、手間が少なく効果が大きい代表的な節約法です。
まずここから始めるのがとてもおすすめです。
② 保険料:必要最低限の保障に絞って月2000円の削減
次に見直したのが保険です。以前は必要性を深く考えず、なんとなく加入していた保険がいくつもありました。
そこで一度内容を整理し、過剰だった保障や重複していた内容を見直しました。
結果、医療保険を一部解約して、月額8000円→6000円に削減できました。
見直しのポイント
- 高額療養費制度など、公的保障をしっかり理解
- 緊急時の備えは手元資金(生活防衛資金)でカバーできる範囲を確認
- 更新型保険を見直し、必要性のないものは解約または縮小
メリット
- 毎月の負担が減るだけでなく、保険内容の理解も深まる
- 「とりあえず加入」をなくし、本当に必要な保障だけに絞れる
保険は「安心料」と言われる通り、感情的に入りがちですが、冷静に見直せば大きな節約につながります。
③ サブスクリプション:使っていないサービスを可視化して解約
サブスク系のサービスは、便利で生活を豊かにしてくれる反面、つい「気づいたら増えていた」なんてことが起きやすいです。
私も見直してみたところ、あまり使っていないサービスがいくつもありました。
見直し手順
- クレジットカード明細やスマホの設定から、全サブスクを洗い出す
- 「過去3ヶ月以内に使っていないもの」は一度停止または解約
- 代替手段があるもの(無料サービスなど)に切り替える
解約したものの例
- 動画配信サービス(使う頻度が月1回未満)
- 有料ストレージ(無料の範囲で十分だった)
- メルマガや情報提供系の月額サービス(読まなくなった)
この見直しで月額2000円ほどの節約になり、年間で約2万4000円の効果がありました。
④ 電気・ガス料金:契約先変更で年間1万円超の削減に成功
次に手をつけたのが電気・ガス代です。
私の住む地域では複数の会社から選べるようになっていたので、「エネチェンジ」という比較サイトを使って料金を比較しました。
その結果、電気・ガスのセット契約に変更することで、年間1万円以上の節約ができました。
ポイント
- 毎月の使用量を把握して、シミュレーションする
- 解約手数料・違約金がないかも要チェック
- 切り替え後のキャンペーンやポイント還元も含めて判断
電気・ガスは毎月必ず発生する固定費なので、わずかな差でも積み重なると大きな差になります。
⑤ 通勤・移動費:在宅勤務と移動手段の見直しで14万円超の節約
最後は通勤費と移動手段の見直しです。
私はリモートワーク中心の勤務体制に変わったのを機に、定期券を解約し、必要な時だけの「都度払い」にしました。
効果
- 月1万5000円の定期代 → 月3000円程度の交通費に
- 年間で約14万円の削減
また、車の使用頻度も大幅に減ったので、自転車やカーシェアなどを活用するようにしました。
これもガソリン代や駐車場代の節約につながりました。
まとめ:固定費の見直しは、FIREへの一歩目
私が実践してきた5つの固定費の見直しにより、以下のような節約効果が得られました。
固定費の項目 | 月額削減額 | 年間削減額 |
---|---|---|
通信費(スマホ) | 3000円 | 3万6000円 |
保険料 | 2000円 | 2万4000円 |
サブスクリプション | 2000円 | 2万4000円 |
電気・ガス | 約1000円 | 1万2000円 |
通勤・移動費 | 1万2000円 | 14万4000円 |
合計 | 2万8000円 | 23万円以上 |
FIREを目指すにあたって、節約は「質素な生活をすること」ではありません。
無駄な支出をなくし、自分たちの価値観に合ったお金の使い方をするためのステップです。
そして、この節約で生まれた余剰資金を「つみたてNISA」や「iDeCo」といった資産形成に回すことで、将来への安心感にもつながっていきます。
最後に
40代は、家庭・子育て・仕事とさまざまな課題が交錯するタイミングですが、だからこそ一歩ずつでも「経済的な自立」に近づくことがとても大切だと感じています。
固定費の見直しは、そのための確実な一歩です。
無理なく、確実に、FIREを現実にしていきましょう!
ぜひ、この記事があなたの行動のきっかけになればうれしいです。