資産運用とFIRE戦略

FIREを阻む落とし穴!40代がやりがちな投資の失敗例5選

2025年5月28日

「FIREを目指して投資を始めたけど、なんかうまくいかないな…」

そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?

私は40代でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指すようになり、気づけば投資歴は10年ほど。

最初は日本の個別株から入り、そこから米国の高配当株、ETF、そして今ではインデックス投資信託や高配当系の投資信託に落ち着いています。

ここまで来るのに順調だったかというと、ぜんぜんそんなことはありません。

正直なところ、最初の頃はかなり遠回りしてきました。

特に痛かったのが、“ネットでおすすめされていた銘柄をなんとなく買ってしまった”時期。

結果的に高値掴みしてしまったり、値動きが気になって落ち着かない毎日を過ごしたこともあります。

思えば、FIREを意識するようになってから「早く増やさなきゃ」「出遅れてるかも」と焦りが出て、冷静な判断ができていなかったんですよね。

そうした焦りや不安に突き動かされて、知らず知らずのうちに失敗のパターンにハマっていたわけです。

でも、こういう経験って決して私だけじゃないはず。

むしろ、FIREを目指す40代だからこそ、やりがちな落とし穴ってあると思うんです。

この記事では、私自身のリアルな体験も交えながら「FIREを阻む投資の失敗例」を5つ紹介していきます。

どれもありがちなミスですが、あらかじめ知っておけば回避できることばかり。

今のうちにチェックして、同じ失敗を避けてください。 あなたのFIRE計画を加速させるヒントが、きっと見つかるはずです。

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投資で焦りすぎて失敗

FIREを目指すと、「できるだけ早く目標資産に到達したい」という気持ちが強くなります。

私も40代でFIREを意識し始めたとき、残された時間が少ないように感じ、「早く増やさなきゃ」と焦っていました。

その結果、短期で結果を求めすぎてしまい、投資判断がかなり雑になっていた時期があります。

たとえば、ある日ネット掲示板で盛り上がっていた銘柄を見つけ、「今なら上がりそうだ」と勢いで購入。

その後、たった数日で10万円以上の損失を出してしまいました。

当時の私は、とにかく“今すぐ結果を出したい”という焦りに支配されていました。

日々の株価の上下に振り回され、上がれば喜び、下がれば不安になる…。

完全に長期視点を失い、感情に左右された投資ばかりしていたんです。

特に40代という年代は、「もう時間がない」「出遅れているかもしれない」と感じがち。

でも、焦っても資産は急には増えませんし、むしろ判断ミスを連発しやすくなるのが現実です。

投資で本当に重要なのは、短期間で2倍を狙うことではなく、10年かけて確実に資産を築くこと。

そのためには、日々の値動きに一喜一憂せず、“仕組みで増やす”スタンスに切り替えることがカギになります。

私自身、インデックス投資信託にシフトしてから、無駄な売買が減り、精神的にも安定してきました。

具体的には、「毎月一定額を積み立て」「相場は見ない」「年1回リバランスだけする」──これだけです。

これにより、余計な不安や判断ミスからも距離を置けるようになりました。

焦りが出たときこそ、いったん深呼吸。 そして、自分の投資の軸を見直してみましょう。

着実に、じっくり育てる。

それがFIREを現実にするための、一番の近道だと今は断言できます。

流行に乗って買って後悔

「この銘柄が今アツい!」「次はこのファンドが爆上がり確定!」

SNSやYouTube、ブログなどで、そんな言葉を目にすることってありますよね。

実際、私も投資を始めたころ、こうした“ネットのノリ”に乗せられて失敗した経験があります。

たとえば、ある有名ブロガーが紹介していた個別株。

「○○が伸びるのは確実!いま買わなきゃ損!」という情報を見て、よく調べもせずに買ってしまったんです。

結果は、購入後すぐに下落。 わずか1週間で数万円のマイナスとなり、慌てて損切りするハメに。

いま思えば、「人が儲けた」という話を見て焦って飛びついた、典型的なパターンでした。

こうした“流行り物”への投資って、一見するとチャンスに見えるんです。

でも、よく考えてみてください。

本当に資産を築いている人たちは、流行に振り回されず、自分の投資方針を持って地道に運用していることが多いんです。

特にFIREを目指すなら、目先のブームに乗るよりも、「なぜその商品に投資するのか」「自分の目標に合っているのか」を冷静に考える必要があります。

他人の成功体験は、あくまで“その人のもの”でしかありません。

自分の目的・リスク許容度・投資期間を無視して買った商品が、自分に合っているとは限りません。

私はそれ以来、何かを買う前に「なぜこれを選ぶのか?」という問いを自分に投げかけるようにしています。

チェック

・これは長期で持てる商品か?
・自分のポートフォリオにどう組み込む?
・仮に値下がりしても、買い増せる覚悟はある?

この3つをチェックリストにすることで、“流され買い”を防げるようになりました。

投資はファッションじゃない。

自分の軸を持とう。

この一言に尽きます。

分散せず一極集中投資

「この株さえ当たれば、一気にFIREできるかもしれない!」

そんな淡い期待を抱いて、全力でひとつの銘柄に突っ込んだ経験、ありませんか?

正直、私もあります。

しかも、それが当たらなかったときのダメージは相当でした。

当時の私は、高配当が魅力的な日本株に大きく資金を集中させました。

その銘柄は、メディアでも“安定した配当が魅力”と紹介されていて、SNSでも人気。

「ここに入れておけば間違いない」と思い込み、他の商品は見向きもしませんでした。

ところが、いざ保有し始めたら株価はズルズルと下落。

しかも、配当も減配予告。

まさに“ひとつのカゴに卵を全部入れた状態”で、精神的にも相当やられました。

特にFIREを目指していると、「効率よく資産を増やしたい」という気持ちが強くなり、 ついつい“当たりそうな銘柄”に集中投資したくなるんですよね。

でも、それはギャンブルに近い投資行動です。

運良く当たれば儲かりますが、外れれば大損。

安定した資産形成とは真逆のアプローチです。

では、どうすればいいのか?

それが「分散投資」です。 難しいことではありません。

たとえば、1つの個別株ではなく、幅広い業種に投資する投資信託やETFを選ぶだけで、リスクは一気に減ります。

さらに、米国、日本、新興国など地域も分けるとより効果的です。

私はこの経験を経て、SP500連動のインデックス投信を中心に、 高配当型などを組み合わせるようにしました。

その結果、相場の変動があってもポートフォリオ全体への影響は最小限に。

心にも余裕ができ、投資を“日常の習慣”として続けられるようになりました。

FIREを目指すなら、一発逆転より、守りながら攻める戦略がカギ。

その第一歩が「分散投資」です。

利益確定せずに放置

「もっと上がるかもしれない」

投資をしていると、そんな欲がふと頭をよぎることってありますよね。

私も個別株中心だった頃、この“欲”に負けて、利益確定のタイミングを逃し続けたことが何度もありました。

たとえば、ある日本の個別株が20%以上上がったとき。

「ここで売ったらもったいない」「さらに上がるかもしれない」と考えて、売らずに放置していたら、数週間後に急落。

気がつけば含み益は消え、売るに売れない“塩漬け株”に…

当時は悔しさよりも、どうしていいか分からない無力感が強かったのを覚えています。

この経験から学んだのは、「利益確定にもルールが必要」ということです。

私たち40代のFIRE志望者は、資産を増やすことと同じくらい、“減らさない技術”も重要になります。

そしてその一つが、ルールに基づいた利益確定です。

たとえば、次のようなシンプルなルールを持つだけでも判断力は大きく変わります。

ポイント

  • 利益が●%出たら、一部売却する
  • 投資目的に合致しなくなったら、たとえ利益が出ていても売る
  • 定期的にポートフォリオを見直し、過剰な偏りがないかチェック

私自身、今では「○%上がったら20%だけ売る」といった“自分ルール”を設けています。

そのおかげで、感情に流されずに利益をコツコツ積み上げられるようになりました。

投資において欲を完全に捨てるのは無理。 

でも、欲とどう付き合うかをルールで決めておくことで、リスクを抑えられるんです。

FIREを目指すなら、「増やすこと」よりも「守ること」にもっと意識を向けましょう。

その第一歩が、“利確の仕組み化”です。

情報に振り回される

YouTube、X(旧Twitter)、ブログ、ニュースアプリ……。

今の時代、投資に関する情報は山ほどあります。

毎日どこかで、「この銘柄が次に上がる!」「絶対に損しない投資法!」という情報が流れてきますよね。

私も過去に、SNSでフォローしていた投資インフルエンサーの情報を信じて買った銘柄で、痛い目を見たことがあります。

「この人はいつも当たってる」「実績もすごいし、きっと正しいはず」 そう思い込んで、深く調べもせずに投資してしまったんです。

でも結果は、まさかの大幅下落。

もちろんその人が悪いわけではありません。

悪いのは、情報を“自分の判断の代わり”にしてしまった自分です。

投資において情報収集は大切ですが、情報を「材料」にするのか「判断の軸」にするのか」で、結果は大きく変わります。

情報はあくまで“参考材料”

最終的な判断は、自分の投資方針に沿って行うべきなんです。

私が今意識しているのは、次の3つの視点です:

ポイント

  • その情報は、発信者の立場に左右されていないか?
  • 自分の投資目的・期間・リスク許容度と合っているか?
  • 仮に失敗しても納得できる根拠を持てているか?

これらを意識することで、無駄な情報に惑わされることがかなり減りました。

また、「1週間以上寝かせてから買う」というルールも効果的でした。

冷静になって考える時間を作ることで、衝動的な買いを避けられます。

情報は強力な武器にもなりますが、振り回されれば凶器にもなる。

FIREを目指す私たちに必要なのは、“情報の使い方”をコントロールする力です。

他人の意見より、自分の方針。

投資は最終的に、誰のせいにもできない自己責任の世界です。

だからこそ、“自分の軸”を持つことが、最大の防御になるんです。

初心者が避けるべき落とし穴まとめ

ここまで紹介してきた5つの失敗例、どれも私自身が経験してきたリアルな話です。

失敗例

  • 焦って短期勝負に出てしまう
  • 流行の情報に乗っかって買ってしまう
  • 集中投資で大きく損を出す
  • 利確タイミングを逃して塩漬け
  • 他人の情報に振り回されて判断を誤る

これらに共通しているのは、「感情に左右された判断」と「仕組みがない投資」だと感じています。

FIREを目指す40代にとって、投資は一発勝負ではなく“再現性ある行動の積み重ね”です。

そのためには、次の3つの視点を意識することが大切です。

① 感情ではなく、仕組みで投資する

「焦ったから」「なんとなくよさそうだから」で投資するのは危険です。

代わりに「毎月自動で積み立てる」「目標リターンで利確する」など、感情を排除できるルールや仕組みを作ることが有効です。

② 自分に合った投資スタイルを見極める

他人の成功談に乗るのではなく、自分の生活・リスク許容度・目標に合った方法を探しましょう。

インデックス投資でも高配当投資でも、自分が続けられるスタイルこそが正解です。

③ 失敗は“経験値”として活かす

過去の失敗を否定せず、そこから学べば立派な財産になります。

私もいま振り返れば、「あの失敗があったから今の投資方針がある」と自信を持って言えます。

これから投資を始める方も、すでに走り出している方も、失敗を恐れずに“しくじりから学ぶ姿勢”を持って、前に進んでいきましょう。

あなたのFIREへの道が、着実で確かなものになりますように。

この記事が少しでもその後押しになればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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