資産運用とFIRE戦略

インフレ時代のFIRE戦略|守りと攻めの投資バランスとは?

2025年5月31日

インフレが進むこの時代、「貯金だけで本当にFIREできるのか?」という不安、最近よく耳にしませんか?

私もまさにそのひとりです。

毎月10万円ずつ積み立てて、数年後にはセミリタイアを目指してますが…ぶっちゃけ、現実はそんなに甘くないんですよね。

ここ最近、お米の値段がじわ〜っと上がってるのを感じませんか?

うちではスーパーのレジで「え、前より高くない?」って、思わず二度見することも。

それに加えて電気代もエグいほど上がってる

家計簿アプリを開くたび、ため息出ちゃいます。

「投資で増やせばいいじゃん」って声もあるけど、そんな簡単に飛び込めるもんじゃないですよね。

失敗したら家計に直撃だし。 特に家族がいると、そうそうリスクも取れないし…。

うちの妻も超がつく慎重派で、FIREの話をしたときには「いやいや、それ大丈夫なの?」って顔されました。

でも、話し合いを重ねて、少しずつ“現金だけじゃダメだよね”って共通認識ができてきたんです。

今は、投資信託を中心に、リスクを抑えつつ備える方法で動いてます。

この記事では、そんな我が家のリアルな試行錯誤をベースに、

  • インフレ時代にFIREって本当に現実的?
  • なぜ「現金だけ」は危険なのか?
  • インフレに強い投資って何?
  • どうやって守りと攻めを両立する?

といった内容を、初心者にもわかりやすくお届けします。

読み終わるころには、「自分もやれるかも!」って前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです。

未来は予測できなくても、備えることはできる。 

一緒に、今できることから始めていきましょう!

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インフレ時代にFIREは可能か?

「FIREを目指したいけど、この物価高じゃ無理でしょ…」そう感じている人は多いと思います。

私自身、以前より食費や光熱費が明らかに上がっているのを実感していて、「このままじゃFIREどころか生活もカツカツになるかも」と思ったこともありました。

FIREというのは「経済的自立&早期リタイア」の略ですが、その前提には“ある程度の資産で生活費をまかなえる”ことが含まれます。

でも、生活費が毎年少しずつ上がっていくインフレの時代では、必要な資産額も年々増えていくわけです。

つまり、数年前に立てたFIRE計画をそのまま信じて進んでしまうと、リタイアしたあとに「こんなはずじゃなかった」と困るリスクが高いんです。

「FIREはもう無理なんじゃ…」と不安になる気持ちもよくわかります。

うちでも、妻と「このままFIRE目指して本当に大丈夫なのか?」と話し合ったことが何度もあります。

でも、その中で見えてきたのは、“FIREが無理になる”んじゃなくて“FIREのやり方を変える必要がある”ということでした。

昔みたいに「とにかく節約!」「現金で安心!」という戦略では、インフレの時代には限界があります。

むしろ、“インフレに強いお金の置き方”を取り入れながら、柔軟に戦略を見直していくことがこれからのFIREには必要だと実感しています。

インフレ時代でもFIREは不可能じゃありません。

ただし、「今まで通りのやり方」では通用しなくなってきている。

そう気づいた今が、FIRE戦略をアップデートするチャンスです!

なぜ現金だけでは危険なのか

私も昔は完全に“貯金派”でした。

銀行に預けておけば安心だと思っていたし、投資なんて怖くて手を出す気になれなかったんです。

でもある時ふと、「あれ?こんなに頑張って貯めてるのに、全然お金増えてないじゃん…」と気づいたんですよね。

原因は、低金利インフレです。

銀行に預けても利息はスズメの涙、下手するとATM手数料でむしろ減ってることもある。

一方で、物価はじわじわ上がっていて、気づけば“お金の価値が目に見えない形で減っている”という状態。

つまり、「貯金=安全」ではなく、「貯金=実質的に損をしている」可能性があるんです。

この事実に気づいたとき、正直かなり焦りました。

「このままじゃ、老後までに全然足りない…」と。

でもその気持ち、すごくわかります。

「投資=リスク」と思っていると、貯金以外の選択肢がなかなか受け入れづらいんですよね。

私もそうでした。

でも、“現金をすべて投資にする必要はない”という考えに変わってから、気持ちがかなりラクになりました。

たとえば、

  • 生活防衛資金はしっかり確保する
  • 余剰資金の一部だけを投資に回す
  • 分散してリスクを抑える

といった方法を取ることで、「守り」と「備え」を両立できます。

そして何より、インフレによって“お金の価値が減る”という現実に対抗する手段として、現金以外の選択肢を持つことはもはや必須だと感じています。

現金だけでは“守り切れない時代”だからこそ、今こそ行動のタイミングなのかもしれません。

物価上昇に強い投資とは?

インフレが続くと、「じゃあどこにお金を置いておけば安心なの?」って迷いますよね。

私も最初は「投資ってギャンブルっぽくて怖い」と思ってました。

でも、現金では増えないどころか減っていく現実を知ってから、少しずつ投資信託、特に株式中心のものにシフトしていきました。

実は、株式はインフレに強いと言われています。

なぜなら、物価が上がれば企業の売上や利益も伸びることがあるから。

それに伴って株価も上がれば、投資家としてはリターンを得やすい仕組みになってるんです。

たとえば、日用品を扱う企業は、原材料や物流コストの上昇を商品価格に反映できますよね?

つまり、インフレで値上げしても売れる企業の株は、むしろ成長のチャンスがあるんです。

私が選んでいるのは、国内外の株式に広く分散された投資信託です。

具体的なファンド名はここでは控えますが、いわゆる「インデックスファンド」に近い運用をしていて、値動きはあるものの長期的に見ると堅実な成績を出しています。

もちろん「どんな投資も絶対はない」けど、現金よりは「お金の価値が目減りしにくい」可能性が高いと感じています。

インフレ対策としての投資は、リスクを取るというより「未来の暮らしを守るための保険」に近いイメージかもしれません。

ここでちょっと整理してみましょう。

資産の種類インフレ耐性特徴
現金× 弱い安心だけど減っていく
株式投信◎ 強い成長と分配が期待できる
債券△ 中立安定性はあるが利回り低め

初心者の方は、いきなり全額を投資に回す必要はありません。

私も最初は「とりあえず月1万円だけ」でスタートしました。

小さく始めて、慣れてきたら少しずつ増やす。

それでも充分「現金だけより未来に希望が持てる」って実感できますよ。

インフレ時代に備えるなら、「お金を寝かせる」のではなく「少し働いてもらう」感覚がちょうどいいかもしれません。

安心と成長を両立する方法

投資って、「増やしたいけどリスクが怖い」「安全第一だと全然増えない」といったジレンマがありますよね。

私もずっとこのバランスに悩んできました。

でも今では、“守りながら増やす”ことは可能なんだと実感しています。

現在の私のポートフォリオは、こんな感じです:

資産の種類割合目的
インデックス投資信託50%長期的な成長を狙う
高配当ETF・投資信託40%安定した分配金で生活を補助
現金10%生活防衛資金・急な出費に備える

このバランスにたどり着くまで、何度も見直してきました。

最初は「全部インデックスでいいんじゃ?」と考えてましたが、マーケットが落ちたときに全部真っ赤になるとメンタルがきついんですよね。

その経験から、今では高配当のETFや投資信託をポートフォリオに組み入れるようにしました。 

分配金が定期的に入ることで精神的な安定にもつながりますし、下落局面でも「ゼロじゃない」という安心感があります。

一方で、現金10%はキープしています。 

これがあるだけで、「急な出費があっても大丈夫」という気持ちの余裕が持てます。

つまり、成長を狙いながらも、しっかり安全網を敷いているわけです。

ポイントは、自分のリスク許容度に合った配分を見つけること。 

そして、一度決めたら「ほったらかし」ではなく、年に1回くらいは見直してリバランスすること。

たとえば、株が上がって比率が偏ってきたら少し売って現金に戻す。

逆に株が大きく下がったら、現金から買い増ししてリバランスする。

これだけでも、“攻めすぎず守りすぎず”の投資が実現できます。

インフレ時代だからこそ、「全力で攻める」でも「ずっと守りに徹する」でもなく、ちょうどいいバランスで投資を続けることが、FIREへの近道だと感じています。

あなたにとってのベストなバランスも、きっと見つかるはずです。

攻めすぎず守りすぎずが鍵

ここまで読んで、「インフレに強い投資」「安心と成長の両立」といったポイントを押さえたら、あとはバランス感覚が大事になってきます。

正直、FIREを目指していると「もっと増やさなきゃ!」と焦る瞬間があるんですよね。

SNSで「資産●千万円達成!」なんて投稿を見ると、つい自分と比べてしまったり。

でも、攻めすぎると、下落相場で大きくやられて心が折れやすい。 

かといって、守りすぎると、インフレで資産の価値が減っていく。

私も一時期は「もっと積極的に増やさなきゃ!」と焦って投資比率を高めすぎて、相場の下落でヒヤリとしたことがあります。

その経験から学んだのは、どちらか一方に極端に偏ると、心が安定しないということでした。

だからこそ、「攻めすぎず守りすぎず」。

これは数字の話だけじゃなくて、“自分の気持ちを守る”ための戦略でもあると思っています。

毎月の積立を続けつつ、暴落しても慌てずに済むだけの現金や安定資産を持っておく。

必要以上に増やそうとせず、「これくらいのペースでOK」と思えるラインを自分で決める。

この“自分に合ったペース”で走り続けることが、FIREを成功させる最大のコツなんじゃないかと思うんです。

インフレ時代でも、FIREは実現できる。 

でもそれは、無理なく、焦らず、自分のペースでコツコツ続ける人だけがたどり着ける世界。

あなたの暮らしや心にフィットする投資スタイルを見つけて、 「続けられる形」で、FIREという目標に一歩ずつ近づいていきましょう。

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