
気づけば、食費が家計を圧迫している——。
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私も40代共働き家庭の一人として、忙しい毎日を回しながら、ふと家計簿を見返したときに「食費だけ、なんでこんなに高い?」と青ざめた経験があります。
忙しいとどうしても、ついコンビニで済ませたり、外食に頼りがちになりますよね。
「今日は疲れたから、もうお弁当でいいや」と思う日が増えれば増えるほど、知らず知らずのうちに出費はかさみます。
さらに、せっかく買った食材が冷蔵庫の奥でダメになっていたときのショックといったら……。
でも、それを責める気にはなれないんです。 仕事、育児、家事とフル回転の毎日で、ゆっくり献立を考える余裕なんて、正直ないんですから。
「節約したいけど、時間も気力もない」 そんな葛藤を抱えている40代共働き家庭は、私たちだけじゃないはずです。
そこでこの記事では、私自身が試して「これは本当に助かった!」と感じた、リアルな食費節約の工夫を紹介します。
- 外食を減らしつつ、満足感をキープする方法
- 食材をムダにせず、しっかり使い切るコツ
- 買い物で損しないためのタイミングの見極め
- 時間をかけずに、節約にもなる作り置き術
- ストレスを感じずに節約を続けるための考え方
ただ我慢するだけじゃない。
無理なく、気持ちよく続けられる“節約のリアル”を、あなたの家庭にも届けられたら嬉しいです。
外食を減らすための工夫
我が家も、以前は月に4回ほど外食やテイクアウトをしていました。
特に平日の夜は、共働きだとどうしてもバタバタしてしまい、「今日は作るのムリ」と手を抜きたくなる日も正直あります。
うちは夕食が20時ごろと遅めなので、「作るくらいなら買ったほうが早い」という心理になりがちでした。
でも、ちょっとした工夫で外食回数はかなり減らせたんです。
ポイントは「買った方がラク」という気持ちの受け皿を、家の中に用意しておくこと。
たとえば我が家では、以下のような対策を取り入れています。
- レトルトや冷凍食品を“非常用”としてストックしておく
- 休日に余裕があれば、具だくさんのスープやカレーを多めに作って冷凍
- パルシステムやネットスーパーで、あらかじめ「簡単に作れる食材セット」を注文しておく
この3つを意識するだけで、「もう今日は無理」な日でも家で済ませる選択肢ができるようになりました。
さらに、「外で食べるより、うちで食べたほうがうまい」と感じる日が増えたことで、結果的に満足度もアップ。
家での食事に“ちょっとだけ楽をする工夫”を加えることで、無理なく外食を減らすことができますよ。
次は、せっかく買った食材をムダにしないための工夫についてお話しします。
食材をムダなく使い切る方法

節約のつもりでまとめ買いしたのに、気づいたら野菜がしなびていた……。
そんな経験、私も何度もあります。
特に共働きだと、料理しない日が続くとあっという間に野菜がダメになってしまうんですよね。
せっかく安いタイミングで買ったのに、結果的に捨ててしまっては逆に高くつきます。
我が家では、この「食材のムダ問題」を少しでも減らすために、以下の3つを意識しています。
- 買った野菜はすぐに下処理して保存(例:ニンジンを千切りにして冷凍、キャベツをカットして冷蔵)
- 週の中頃に「冷蔵庫整理デー」を作る(使いかけの食材だけで料理)
- “万能野菜スープ”や“ごった煮”で使い切るクセをつける
とくに「冷蔵庫整理デー」はおすすめです。
我が家では木曜日あたりに冷蔵庫をチェックして、「使い切りチャレンジ」と称して残り物だけで夕飯を作ります。
意外とこれが楽しかったりして、節約感よりもゲーム感覚で続けられるんです。
また、少し多めに作ったスープや炒め物は、翌日のお弁当や朝食にも回せて一石二鳥。
ムダを減らすには、完璧を目指すより“うまく回す仕組み”を持つことが大事。
次は、買い物のタイミングについてお話しします。
お得に買い物するタイミング
食費を抑えるために“何を買うか”はもちろん大事ですが、“いつ買うか”も、実はかなり重要です。
とはいえ、共働きの忙しい毎日では、こまめにスーパーを回る余裕なんてありませんよね。
我が家では、基本的にパルシステムとネットスーパーに絞って利用しています。
そのほうが余計な買い物をしないし、時間も節約できるからです。
ただ、ほぼ毎週同じものばかり注文していると、食費の変動が見えにくくなります。
そこで我が家では、こんな小さな工夫を取り入れています。
- 注文前に冷蔵庫をチェックして、在庫に合わせて品目を調整
- 毎週の注文内容を見直して、“いつも買ってるけど実はいらないもの”をカット
- セール品や限定セットは“足すだけ”にとどめて、ベースは固定
この「足すだけ方式」は、ムダな買い物を防ぐうえでとても効果的です。
セール品はつい手が伸びがちですが、買うことで他の食材とバランスが崩れると、結果的にムダが出ます。
毎週の買い物を“ルーティン+微調整”にしておくと、食費も安定しやすく、家計の見通しが立てやすくなります。
次は、時間がなくても取り入れやすい「作り置き」の活用法についてお伝えします。
時短×節約の作り置き活用術

「作り置きって面倒そう……」 そんなイメージ、ありませんか?
実は我が家も、いわゆる“作り置き”を週末にまとめて仕込むタイプではありません。
でも、日々の料理で「ちょっと多めに作る」ことを習慣にするだけで、立派な作り置きになるんです。
特によくやるのが炒め物。
野菜と肉を一気に炒めて、翌日の夕食やお弁当に回すだけで、調理の手間も時間もグッと減ります。
例えば、野菜炒めや肉そぼろは、味を変えてアレンジもしやすいので重宝しています。
- 肉そぼろ → 翌日は丼にして、さらにうどんに乗せてもOK
- 野菜炒め → 翌日カレーに混ぜても良し、卵とじにしても美味しい
こういった“使いまわせる一品”が冷蔵庫にあると、「今日はもう無理!」という日でも外食に逃げずに済むんです。
さらに、炒め物は食材の消費も早く、冷蔵庫の整理にもつながるので一石二鳥。
大事なのは「頑張りすぎない作り置き」スタイル。
毎日の中でちょっと多めに作っておく。
それだけで、節約にも、時短にもなりますよ。
次は、これらの節約術をどうやって無理なく続けていくか、そのコツを紹介します。
無理なく続ける節約のコツ
節約って、頑張りすぎると疲れて続かないんですよね。
私も昔は「節約しなきゃ」と気合いを入れすぎて、無理な献立を立てては挫折していました。
でも、あるとき気づいたんです。 “完璧を目指さないほうが、結果的に節約がうまくいく”って。
そこで我が家が意識しているのが、「できる範囲でルール化する」こと。
たとえば、
- 木曜日は冷蔵庫整理デーにする
- 外食は月に4回までと決めておく
- 作り置きは“ついで”でやるだけでOK
こうしてハードルを下げた節約ルールをつくることで、無理なく習慣化できるようになりました。
それに、多少食費がかさんでも「ま、仕方ないよね」と思えるくらいの余白も大事。
節約に完璧は必要ありません。
自分と家族がストレスなく続けられる仕組みをつくること。
それが、40代共働き家庭にとっていちばん現実的で、長く続けられる節約法だと感じています。
これからも、ほどよくゆるく、でもしっかりと家計を守っていきたいですね。