資産運用とFIRE戦略

40代共働き世帯がFIRE達成するための資産運用術

2025年5月16日

「FIREって、正直ちょっと現実離れしてない?」

以前の私はそう思っていました。

投資で自由を手に入れるなんて、ごく一部の限られた人の話だろうと。

だけど、40代も後半に差しかかり、仕事と家事・育児に追われる毎日を過ごす中で、ふとこんな疑問が頭をよぎるようになったんです。

「このまま定年まで、ずっと今の働き方を続けていいんだろうか?」

生活は安定している方だと思います。

共働きで、子どももいて、それなりの収入もある。

でも、家族との時間はどうしても後回しになってしまうし、年齢とともにストレスや疲れも確実に積み重なってきました。

そんなときに出会ったのが、FIREという考え方です。

私が目指しているのは「完全リタイア」ではなく、配当金などで生活費の一部をまかない、足りない分は軽いバイトで補う“ゆるFIRE”。

贅沢はしないけれど、自由度の高い生き方を実現したいと思っています。

もちろん、投資を続ける中で暴落やインフレの怖さも感じましたし、メンタルが揺らいだこともあります。

それでも、計画的に資産運用をしていけば、現実味のある形でFIREに近づけることが分かってきました。

この記事では、私自身の経験を交えながら、40代共働き世帯がFIREを目指すための資産運用術について、できるだけわかりやすくお伝えします。

「いつかは…」と思っていた人こそ、今が一歩踏み出すタイミングかもしれません。

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FIREと資産運用の基本

「FIREってなんとなく聞いたことはあるけど、実際どういうこと?」

こんな疑問を持っている方も多いと思います。

私自身も最初は「投資で大金を作って、早期リタイアする人たちの話でしょ?」くらいの認識でした。

ところが、自分が40代後半に差しかかり、これから先の働き方や家族との時間について真剣に考え始めたことで、FIREが現実的な選択肢として見えてきたんです。

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略。

直訳すると「経済的自立と早期リタイア」ですが、要するに「働かなくても生きていける状態を目指す」ということです。

と聞くと、「そんなの一部のお金持ちだけでしょ」と感じるかもしれません。

でも、FIREにもいろいろなスタイルがあります。

すべての生活費を資産運用の利益でまかなう完全FIREだけでなく、一部をバイトなどで補う“ゆるFIRE”という選択肢もあるんです。

私自身も、配当金をベースに生活費の一部をまかないつつ、必要があれば軽く働く、そんなFIREを目指しています。

ただ当然、FIREを実現するには、ある程度の資産と計画的な資産運用が必要になります。

そして、その運用には暴落への備えやインフレへの対策も含まれます。

特に私のように家族を持つ身だと、自分だけでなく、家族の生活を守る責任も伴います。

だからこそ、「投資の利益だけで生活するなんて無理」とあきらめる前に、自分なりのFIREのかたちを考えてみることが大切だと思うんです。

資産運用といっても、特別な知識やセンスが必要なわけではありません。

私も最初はNISAを使って投資信託をコツコツ積み立てるところから始めました。

時間を味方につけて、着実に資産を増やしていけば、FIREは決して夢物語ではないと実感しています。

資産形成の第一歩|3ステップで始める

「資産運用って、何から始めればいいの?」

FIREを意識し始めたとき、多くの人が最初にぶつかるのがこの疑問だと思います。

私もまさにそうでした。

本を読んだりネットを調べたりしても、情報が多すぎて何が正解かわからない。

「高配当株?」「インデックス投資?」「個別株?」と迷ってばかりで、方針がなかなか定まりませんでした。

最初の私は、“とにかく配当を得れば自由になれるはず”と思い込み、米国の高配当個別株に手を出しました。

最初は配当が出るたびに嬉しかったんですが、実際は値動きの大きさや減配リスクに日々ハラハラ。

思ったより安定しないし、資産がなかなか増えていかない。

正直、精神的にけっこうキツかったです。

そんな経験を経て、今の私は「シンプルに、長く続けられる運用スタイルが大事」だと強く感じています。そこでおすすめしたいのが、次の3ステップです。

ステップ内容解説
ステップ1目標金額をざっくり決める月25万円生活なら年間300万円。利回り3%なら約1億円が目安。あくまで概算でOK。
ステップ2投資スタイルを決める高配当株、インデックス投資、ETFなど、自分に合った方法を選ぶ。ストレスの少なさも大事。
ステップ3積み立て環境を整えるNISAやiDeCoを活用し、証券口座・クレカ積立設定を自動化。継続のコツは"仕組み化"にあり。

最初から完璧を目指す必要はありません。

むしろ、試行錯誤しながら“自分に合ったやり方”を見つけることが、FIREへの近道だと私は思います。

次は、資産を効率よく増やすための3つの運用方法について紹介していきます。

効果的に増やす3つの運用方法

「せっかく投資しているのに、思うように増えない…」

こんな悩みを感じたことはありませんか?

私も投資を始めた当初、まさにそうでした。

最初に選んだのは、米国の高配当個別株。

配当金が定期的に入るのは確かに魅力的でした。

でも実際に運用してみると、株価の下落幅が大きく、業績によって値動きも激しい

減配のリスクもあるし、決算のたびに気を揉む生活に疲れてしまいました。

「このまま続けていて、本当にFIREに近づいているのか?」

そんな疑問が大きくなり、最終的にETFやインデックス投資に切り替えました。

今では、精神的な負担も減り、資産形成にも手応えを感じています。

ここでは、私が実際に実践してきた資産を効率よく増やすための3つの方法を紹介します。

方法内容ポイント
1. インデックス投資でブレずに積み上げるS&P500や全世界株式など、指数に連動する投資信託を積立。分散が効いており、リスクを抑えつつ長期で成長を狙える。
2. ETFを活用して分配金も得る高配当系ETF(VYM、HDVなど)を一部保有。配当+分散性のバランスで安定したキャッシュフローを確保。
3. 長期目線で市場全体に乗る意識を持つ個別株ではなく市場平均をベースに構える。値動きに一喜一憂せず、継続性重視の投資姿勢を。

大切なのは、「確実に増やす」よりも「続けられる方法で増やす」こと。

自分に合った運用スタイルを見つけることで、FIREはグッと現実的になります。

支出を抑える3つのポイント

「投資で増やすことばかり考えていて、支出の管理が後回しになっていないか?」

これは、私がFIREを意識し始めてから気づいた大きな盲点でした。

いくら資産運用に力を入れても、支出が多ければ思うように資産は増えません。

むしろ“支出を減らす”ほうが、即効性があって現実的にFIREに近づける要素です。

私自身も、FIREを目指すようになってから家計の見直しに本格的に取り組みました。

結果として、無駄を削りつつも暮らしの満足度を下げずに、投資に回せるお金を増やせるようになりました。

ここでは、私が実践してきた支出削減の具体的な3つのポイントをご紹介します。

ポイント内容効果
1. 固定費の見直しを徹底する通信費・保険・車・サブスクなどの契約を精査。不要なものは解約。年間数十万円の支出削減につながる可能性も。
2. キャッシュレスで支出を見える化現金を使わず、カードやQR決済に統一。履歴で消費傾向が把握できる。無意識の出費に気づきやすくなり、自然と節約に。
3. 家計簿アプリで習慣化するマネーフォワードMEを活用して収支を自動管理。毎月の支出傾向がひと目で把握でき、改善が継続しやすくなる。

支出の管理は、資産運用と同じくらい大事な“攻めと守り”のバランスです。

特に共働き世帯では、固定費の見直しや仕組み化によってムリなく支出を最適化できます。

FIREを目指すなら、まず“守りを固める”のが近道です。

次は、ここまでの学びをまとめて、FIREに向けた実践戦略を振り返ってみましょう。

まとめ:FIREを目指す家庭の資産戦略

ここまで、「40代共働き世帯がFIREを目指すための資産運用術」について、私自身の経験を交えながらお話してきました。

改めて、FIREというのは一部の特別な人だけの話ではなく、「家族との時間をもっと大切にしたい」と願う普通の家庭にも手が届く選択肢だと感じています。

私自身、最初は右も左もわからず、米国の高配当個別株からスタートしました。

配当金に夢を見た時期もありますが、値動きや業績の不安定さに悩まされ、方向転換

インデックス投資やETFに切り替え、少しずつ安定した運用ができるようになってきました。

また、資産を増やすだけでなく、「どうお金を使うか」もFIRE戦略には欠かせません。

固定費の見直し、キャッシュレスの活用、支出の見える化。

こうした小さな積み重ねが、投資資金の確保とメンタルの安定につながっていると実感しています。

ここで紹介した内容をもう一度まとめると、FIREに近づくための基本戦略は以下のとおりです。

戦略内容
FIREの定義と目的を明確にする完全リタイア or ゆるFIRE など、自分の理想像をはっきりさせる。
無理のないスタイルで資産形成を始める小さく始めて、続けられる運用スタイルを探る。
インデックスやETFを活用する長期目線で市場全体に乗ることで、安定的に資産を増やす。
支出を見直し、投資余力を増やす固定費・サブスク・支払い方法などを整理・可視化する。

完璧を目指す必要はありません。

私もまだFIREを達成しているわけではなく、今も道半ばです。

でも、「このまま働き続けるしかない」と思っていた頃よりも、ずっと未来に希望が持てています。

少しでも不安が減り、自由な時間が増えるなら、それだけでFIREを目指す価値は十分あると思います。

人生後半戦。ここからでも、家族と歩むFIREの道はきっと切り拓けます。

一緒に、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

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