家庭とFIREのリアル

【要注意】FIRE計画が進まない家庭に共通するNG行動5選

2025年7月23日

「FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指したいけど、なんかうまく進んでいない気がする…」

こんな風に感じている人、多いんじゃないでしょうか。

正直、私も同じです。

「今月こそ家計をしっかり見直そう」「投資もきちんと勉強しよう」

そう思っていても、仕事や子育てに追われる日々。

気づけば、「ま、いっか」とお金の話を夫婦で後回しにしてしまう。

そして、株価が暴落したときなんて、つい現実から目を背けてしまう。

「見なかったことにしよう」とスマホの画面を閉じた日もありました。

でも、こういう“見て見ぬふり”こそ、FIRE計画を遠ざけるNG行動の典型例です。

「うちは家計簿が続かない」「なんとなく給料が増えた分だけ生活が派手になってる気がする」

そんな自覚が少しでもあるなら、危険信号です。

私も何度も「大丈夫だろ」と油断しては、あとで後悔したことが何度もあります。

なぜ多くの家庭がFIREをうまく進められないのか?

実は“みんなが陥りがちな落とし穴”がいくつもあります。

気づかないうちにやってしまう、共通のNG行動があるんです。

この記事では、FIRE計画が進まない家庭にありがちな5つのNG行動を、私自身の経験も交えて徹底的に掘り下げます。

「自分もやっちゃってるかも?」と感じた方、ぜひ最後まで読んでみてください。

このNG行動に気づいた瞬間から、あなたの家計も少しずつ変わり始めます。

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目標が曖昧なまま家計を放置

「FIREを目指したい」と思っても、まず最初の壁が“目標の曖昧さ”です。

本気で資産自由を目指すなら、最初に「ゴール」をハッキリさせることが不可欠です。

でも現実は、「なんとなくFIREって良さそう」「老後が心配だから…」そんな“ふわっとした動機”で家計をスタートしてしまう家庭が多いんですよね。

目標が曖昧なまま家計を放置すると、日々の忙しさやストレスに流されやすくなります。

例えば、「いくらまでにいくら貯めるのか」「どんな暮らしがしたいのか」を決めていないと、毎月の収支管理もテキトーになりがち。

せっかく共働きでしっかり稼いでいても、結局“使い切り”の生活に逆戻り…なんてことも。

私の場合は、FIREを考え始めたときから「目標金額」「いつまでに達成したいか」など、数字で落とし込むことを意識していました。

最初からきっちりやったタイプですが、実際に“数値化”したことで、毎月やるべきことがブレなくなりました。

これがあると、家族にも方針を説明しやすくなり、「何のために家計管理をしているのか」が共有しやすいです。

逆に、「目標が曖昧」だと、“今日くらいいいか”という甘えがどんどん積み重なってしまう。

その結果、「結局いくら貯まったのか分からない」「思ったより増えてない」と、将来必ず後悔します。

見直しポイント表(例)

目標設定のチェックリスト状態
いつまでにFIRE達成したいか?○/×
必要な資産額はいくらか?○/×
毎月の貯蓄・投資目標は決まっているか?○/×
家族に方針を共有しているか?○/×

まずは「何歳までに、いくらの資産を作るか」を紙やスマホで書き出すことから始めてください。

大きな数字でなくてもOKです。

“見える化”が、ズレない家計の第一歩です。

「まだ目標が曖昧だな…」と感じた方は、今日この瞬間から“数字でゴール”を決めましょう!

ここがブレなければ、どんなFIRE計画もちゃんと前に進みます。

夫婦でお金の話を避けている

FIREを目指す上で、最大の落とし穴の一つが「夫婦間でお金の話を避けてしまうこと」です。

一見仲良くやっていても、資産づくりとなると、なぜか話がうやむやになりがち…。

「今さら細かいこと言いにくいな」とか、「相手の機嫌を損ねたくない」なんて考えて、気づけば“FIREの話題自体”を後回しにしてしまうこと、ありませんか?

実際、私自身も暴落が起きたタイミングでは、あえてお金の話題やFIREの話から目を背けてしまうことがありました。

「今はあまり話したくないな…」という空気が家庭に流れると、お互いに本音を言いづらくなるものです。

でもこの“話さない”状態が続くと、家庭内の意識にどんどんズレが生まれます。

問題の根っこは、“不安やリスクを共有しない”こと。

例えば、相場が下がると自分だけが不安になりがちですが、実はパートナーも同じ不安を抱えています。

それなのに話し合わずに「とりあえず今は黙っておこう」となると、お金の決断もバラバラになりやすい。

これでは、せっかくの「家族で歩むFIREへの道」も足並みが揃わなくなってしまいます。

「お金の話はなんとなく気まずい…」と思っている人、実は多いです。

私も以前は、「株価が下がっているときにFIREの話なんてしたくない」と感じたことが何度もあります。

でも、避ければ避けるほど、不安は大きくなるばかりです。

解決策はシンプルで、難しくありません。

  • 暴落や困った時こそ、まずは「今ちょっと不安なんだ」と自分から伝えてみる
  • 週1回でも良いので、「今月どうだった?」と家計の進捗をざっくばらんに話す
  • 気まずいときは、「テレビやニュースを見ながら軽く話題に出す」くらいでもOK

家族でお金の話をする習慣ができると、FIREの道は一気に加速します。

本音で話し合えることが、どんな家計改善より強力な“推進力”になります。

「気まずい」「不安」こそ話すべきサイン。

まずは一歩、今日の夜にでも「最近どう?」と切り出してみてください。

きっと家族の雰囲気が変わります。

家計簿や支出管理をしていない

FIREを目指す上で、“家計簿や支出管理をしていない”のは致命的です。

なぜなら、お金の「入り」と「出」が見えなければ、どこをどう変えればいいのか全く分からないからです。

家計管理ができていない家庭ほど、「なぜかお金が残らない」「何に使ったのか覚えていない」と感じやすいんです。

でも、正直に言います。手動で家計簿をつけるのは、めちゃくちゃ面倒です。

私も「家計簿アプリにレシート入力しなきゃ」と思いながら、忙しい日は後回し。

結局たまったレシートを前にため息をついたこと、何度もあります。

手書きや手入力だと、続かなくて当たり前なんですよね。

「これが続けられたら苦労しない!」と何度も思いました。

じゃあ、なぜみんな家計簿が続かないのか?

一番の理由は“手間”です。

毎日コツコツやるのが苦手な人は、自分を責める必要はありません。

むしろ、「続かないのが普通」くらいに考えてOKです。

じゃあ、どうしたら続けられる?

私がたどり着いたのは「自動化」と「ざっくり管理」の組み合わせです。

主な家計管理方法の比較表

方法続けやすさ精度おすすめ度
手書き・エクセル
家計簿アプリ手入力普通
銀行・カード連携普通
ざっくり家計簿普通

銀行やクレジットカード、電子マネーを家計簿アプリと連携しておけば、「自動で記録」ができます。

もう手入力は最小限。

「ざっくりと今月いくら使ったか」だけ分かれば、家計改善には十分です。

ポイントは“完璧を目指さない”こと。

細かいところまで全部管理しなくても、「収入より支出が少なくなっているか」だけ、毎月チェックするこの“ざっくり管理”を習慣にするだけで、貯まる家計に変わります。

「家計簿が続かない」と自分を責めず、自動化・ざっくり管理をうまく使って、“見える化”を習慣にしましょう。

それだけで、家計の“無駄”がどんどん減っていきます。

生活レベルをすぐ上げてしまう

FIREを遠ざける大きな原因のひとつが、“生活レベルをすぐ上げてしまう”ことです。

これは収入が増えたり、昇進・ボーナスが入ったりした時に、「せっかくだから」と普段よりちょっと良いものを買ったり、外食やレジャーの頻度が増えたり――気づけば支出も右肩上がり、というパターンです。

正直、私も若い頃は「給料が上がったぶんだけ生活をグレードアップする」のが普通だと思っていました。

新しいスマホや家電、外食、ファッションなど、「今しかできないから」と言い訳して、どんどんお金を使ってしまう。

その時は楽しいですが、生活レベルを一度上げると、それを下げるのは想像以上に難しいのが現実です。

なぜ人は、生活レベルを上げてしまうのか?

その理由はシンプルで、「人は一度味わった快適さや楽しさをなかなか手放せない」からです。

しかも、周りも似たような生活をしていると、「自分だけ我慢するのは損」と感じてしまう。

また、「せっかく頑張ったんだから少しくらいご褒美を…」という気持ちも、誰にでもあります。

でも、この“ちょっとした贅沢”の積み重ねが、長期的には家計に大きなダメージを与えるんです。

例えば、毎月1万円だけ生活費が増えただけでも、10年で120万円。

住宅ローン、教育費、老後資金…と先々必要になるお金はどんどん膨らみます。

FIREを本気で目指すなら、「収入が増えても、生活レベルはあえて据え置く」ことが重要です。

生活レベルアップの“見直し”チェック表

項目ついやりがち本当に必要?
家電・スマホの買い替え要確認
外食やカフェの頻度アップ要確認
車や家のグレードアップ要確認
サブスク・習い事の追加要確認

じゃあ、どうすれば無理なく生活レベルをキープできるのか?

  • 収入が増えたら、まずその分を「先取り貯蓄・投資」に回す
  • 新しい支出を増やす時は、「本当に今必要か?」と自問する
  • 家族で「FIREを目指しているからこそ、今は堅実に」と意思統一しておく

これだけでも、“増えた分だけ使う”を防ぎやすくなります。

「昔の自分もやっていたな…」と心当たりのある方、今日から“生活レベルの現状維持”を意識してみてください。

それだけで、FIREへの道はグッと近づきます。

投資や資産運用を後回しにする

FIREを目指すなら、投資や資産運用は避けて通れません。

それでも「難しそう」「損しそう」「タイミングが分からない」と感じて、後回しにしている家庭はかなり多いです。

正直、私も最初はそうでした。

さらに厄介なのが、相場が暴落した時の“心理的ブレーキ”です。

ニュースで「株価暴落」「経済危機」なんて見かけると、一気に怖くなる。

実際、私も暴落が来ると「もう売っておこうかな」「いったん全部現金化して落ち着いてから再スタートしようか」と考えてしまったことが何度もあります。

一度“怖さ”を知ると、どうしても投資が後回しになりやすい。

なぜ投資や資産運用を後回しにしてしまうのか?

最大の理由は「よく分からないもの=危ないもの」と感じるからです。

「損したくない」「失敗したくない」

この感情が強いほど、つい現状維持に逃げてしまいます。

でも、ここで一つハッキリさせたいことがあります。

“投資をしないリスク”は想像以上に大きいということ。

日本のように預金金利がほとんど付かない時代、現金だけではインフレに負けて資産価値が目減りします。

FIREを本気で目指すなら、どこかで必ず「投資との向き合い方」を決めないと前に進めません。

投資への不安を少しでも減らすコツをまとめました。

不安の正体対策例
下落が怖い積立投資で一括買いリスクを避ける
知識不足が不安少額で練習+ネット証券の無料講座を活用
家計が崩れるのが心配必ず「生活防衛資金」を確保してから始める
怖くて続けられない売買しない“ほったらかし運用”で心の負担軽減

私も暴落時は怖くてたまらなくなります。

でも、ここで「一旦全部売る」のではなく、“今後も積み立てを淡々と続ける”というルールを自分に課すことで、ブレずに乗り越えてきました。

一度ルール化すれば、感情に流されなくなります。

投資が怖い、分からないと感じた時こそ、“少額からコツコツ、仕組み化”して投資を始めてみてください。

それが、FIREを現実に近づける一歩です。

今すぐ見直したいNG行動まとめ

ここまで読んでくれたあなた、本当にお疲れさまです。

FIREを目指す家庭がつまずきやすい「NG行動」を5つ紹介してきましたが、どれか一つでも心当たりがあれば、それは“改善のチャンス”です。

まず大前提として、「目標が曖昧なまま家計を放置しない」こと。

FIREのゴールや必要な資産額、達成したい時期を、数字で“見える化”するのがすべてのスタートです。

これが決まれば、家計管理や投資の方針も自然とブレなくなります。

迷った時は、最初の“目的地”に立ち返る癖をつけてみてください。

「夫婦でお金の話を避けている」人も多いはず。

暴落や不安な時こそ、まずは小さく「最近どう?」と話題にする。

お互いに“分からない・怖い”と感じる気持ちを共有すれば、家計もチーム戦で強くなります。

FIREは一人でやるより、家族で悩みも分け合う方が圧倒的に続きます。

「家計簿や支出管理をしていない」場合は、今すぐ“ざっくり自動化”に切り替えてみましょう。

細かくやろうとして挫折するよりも、家計簿アプリやカード連携を使って、支出をざっくり見える化する方が長続きします。

「自分はズボラだ」と感じている人こそ、完璧を目指さず“できる仕組み”で継続を。

「生活レベルをすぐ上げてしまう」人は、まず“現状維持”を徹底するだけでも効果絶大。

収入が増えた時こそ、その分を自動で貯蓄や投資に回す仕組みを作ることで、無駄な支出の増加を防げます。

家族で「今はFIREのために」と理由を共有しておくことも大事です。

「投資や資産運用を後回しにする」――これは日本人に特に多い傾向です。

怖い、分からない、暴落が心配という気持ちはごく普通。

それでも、“少額でもいいからまず始めてみる”ことが、FIREへの確実な第一歩になります。

一度始めてしまえば、後はルール化&仕組み化で淡々と続ければ大丈夫です。

あなたがもし今、どれか1つでも「うちも当てはまるな」と思ったなら、今日から何か1つだけでもアクションを起こしてみてください。

「目標を紙に書く」「家族に話しかける」「家計簿アプリをダウンロードする」など、どんな小さな一歩でも、今この瞬間から変われます。

FIREの道は長く、簡単じゃないけど――地味な積み重ねが“資産の自由”につながります。

私も毎日悩みながら、少しずつ家族と前進しています。

今日から一緒に、NG行動を見直して「本気でFIREに近づく一歩」を踏み出しましょう!

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