家庭とFIREのリアル

【必見】FIREを目指す40代夫婦の家計分担ルールとは

2025年5月21日

「FIREを目指したい」と思い始めたのは、40代も後半に差しかかった頃でした。

これまでガムシャラに働いてきたけど、ふと立ち止まって「このままでいいのか?」と疑問を持ったんです。

老後の不安、子どもの教育費、住宅ローン…将来に対する漠然とした不安が、心の奥にずっとありました。

そんな中で出会ったのがFIREという考え方。

「自由な時間を手に入れて、家族とゆったり過ごしたい」 「人生の後半は、もっと自分らしく生きたい」 そう思い、FIREに向けて資産形成を始めました。

でもここでぶち当たったのが——家計の分担です。

夫婦共働きとはいえ、収入や働き方、考え方の違いがある中で「どう分担すれば公平か?」「どこまで共有すべきか?」という壁に何度も直面しました。

私たちの場合、最初は“なんとなく”でお互い支出をしていましたが、それでは管理も計画もブレが出て、FIREどころではないと気づいたんです。

最初の頃は、私がすべての支出を担当し、妻の収入はまるごと貯金に回すようにしていました。

しかしそれだとどうしてもアンバランスになってしまい、あるとき妻が自分名義のクレジットカードを作ろうとした際、実績がなくて審査に落ちるという事態が起こったんです。

その出来事をきっかけに、家計の見直しを本格的に行いました。

具体的には、住宅ローンや光熱費などの固定費は私が負担し、教育関連(学童費など)は妻が担当。

それに加えて、「自分のものは自分で買う」という基本ルールも取り入れました。

そこで見直したのが「お互い協力するのが当たり前」という精神に立ち返った役割の再設計です。

共働きなのだから、どちらかが一方的に負担するのではなく、それぞれの得意・不得意や時間的な余裕に応じて分担することが大切だと考えました。

実際、お金のことって感情が絡みやすいので、話し合いがギクシャクしたり、どちらかが我慢していたりするケースも少なくありません。

「夫ばかり負担してる気がする」「妻に相談せずに投資していたのがバレて怒られた」 なんて声もよく聞きます。

だからこそ、FIREを目指すならなおさら、家計分担のルール作りが欠かせないんです。

この記事では、40代共働き夫婦である私たちが試行錯誤しながら築いてきた家計分担の考え方や方法を、ステップ形式で具体的にご紹介します。

同じようにFIREを目指す仲間に、少しでも役立つヒントになれば嬉しいです。

まずは、「なぜ今、家計分担が重要なのか」から見ていきましょう。

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なぜ今、家計分担が重要か

FIREを目指す上で避けて通れないのが、家計の見直しです。

その中でも特に大切なのが「家計の分担ルール」をしっかり決めておくこと。

なぜなら、FIREというゴールは“家族で目指す長期的な挑戦”だからです。

一方の努力や負担だけでは成立しません。

家計の透明性がなければ、信頼関係にもひびが入りかねません。

実際、私たちも家計をあいまいにしていたことで、後々ズレが出ました。

たとえば、「どちらがどれだけ貯めているのか」「生活費の支出割合はどうなっているのか」が曖昧なままだと、無駄遣いの指摘や節約の温度差で気まずくなる場面が出てきます。

また、FIREというライフスタイルは“普通”とは違います。

将来への投資や節約、生活のダウンサイジングを含め、日々の判断に家族全体の協力が必要不可欠。

家計の分担がしっかりできていないと、

  • お金の管理がバラバラになる
  • 将来設計にズレが生まれる
  • 不満がたまりやすい といった問題が表面化してしまいます。

特に40代以降は教育費や住宅ローンのピークを迎えるタイミング。

日々の支出にもシビアに向き合う必要があります。

「相手も頑張っている」ことが可視化されると、信頼感も増すし協力しやすくなる。

 家計分担とは、単なる“お金の話”ではなく、夫婦の関係性や価値観の調整でもあるんです。

次の章では、具体的にどう考えていけばよいのか。

「家計分担の考え方3ステップ」を紹介していきます。

家計分担の考え方3ステップ

「家計の分担って、どこから見直せばいいの?」 そう思う方も多いのではないでしょうか。

我が家もまさにそうでした。

最初はなんとなく役割が決まっていて、なんとなくお金を使っているだけ。

でも、それではFIREに必要な“お金の見える化”ができず、将来の計画も立てにくい状態でした。

そんな私たちがたどり着いたのが、3つのステップで家計分担を見直す方法です。

以下のステップを踏むことで、無理なく、そして納得感のある家計管理ができるようになりました。

ステップ1:現状を見える化する

まずは、夫婦それぞれが何にどれだけお金を使っているのかを「可視化」することから始めました。

家賃やローン、食費、子どもの教育費、通信費などをざっくりでもいいのでリストアップ。

支出が重複している部分や、無駄が見えてくるのがポイントです。

例えば、スマホ代やサブスク系が二重で払っていたことに気づいたり、 お互いが「自分が出してるつもり」になっていた費用があったり。

これをGoogleスプレッドシートで共有するようにして、見える化を徹底しました。

ステップ2:お互いの役割を整理する

次にやったのが「誰が何を担当するか」の役割整理です。

私たちの場合は、住宅ローンや光熱費といった固定費は私が担当。

一方、子どもの学童費や教材など教育関連は妻が負担。

それぞれの支出金額が同じくらいになるように調整しました。

「生活費全般を折半する」やり方もありますが、 私たちにはこの“担当制”の方が合っていたように思います。

重要なのは、感情ではなく数字で判断すること

「なんとなく私の方が多く出してる気がする」ではなく、 「実際にいくら出してるのか」を数字で出すと、モヤモヤも減って冷静に話し合えます。

ステップ3:定期的に見直す仕組みをつくる

一度決めたら終わり、ではありません。

ライフステージの変化や収入の増減によって、最適な分担は変わってきます。

私たちは年に1回、「家計の棚卸し」として分担を見直すタイミングを設けています。

具体的には、年末に1年間の家計を振り返り、来年に向けて修正する流れです。

「今年は子どもの教育費が増えそうだから、少し調整しよう」 「お互いの貯金額に偏りが出てきてないか?」 といった視点で話し合うことで、無理のない家計がキープできます。

この3ステップを実践して感じたのは、お互いの努力や金銭感覚を尊重できるようになったということ。

家計分担は、お金の管理だけでなく、夫婦の関係を良くする“仕組み”にもなります。

次の章では、実際にどうやってその役割を決めていったのか。

「夫婦で決める3つの方法」をご紹介していきます。

夫婦で決める3つの方法

家計分担を決めるには、「どうやって話し合うか」がとても大切です。

お互いに納得感のあるルールを作るには、ただ“なんとなく”話すのではなく、冷静で具体的な視点が欠かせません。

我が家では、話し合いは基本的に実際の収入と支出のデータを見ながら行いました。

「お互いの財布を全部開示する」というような極端なやり方ではなく、 必要な項目だけを表にまとめて、どこにどれだけお金がかかっているのかを視覚的に共有する感じです。

方法1:数字を見ながら話す

感情ではなく、数字に基づいて話すこと

「私の方が多く出してる気がする」「あなたばっかり自由に使ってる」などの印象論は、だいたい話がこじれます。

スプレッドシートで各月の支出と貯蓄を共有しながら、 「実際どれだけ支出してるか」「どの項目が偏ってるか」を確認しました。

この方法なら、冷静に話せるし、相手も納得しやすくなります。

方法2:定期的なミーティングを設定する

年に1回の見直しのほかにも、 「何か大きな支出が発生する前」や「家計簿を集計したとき」に軽く話す時間をとるようにしています。

長時間かける必要はなく、10分程度でも十分。

お金の話を“日常の話題”にしておくことで、必要以上に気まずくならずに済みます。

方法3:主導役がリードする

実はこの家計分担の見直し、主導したのは私でした。

きっかけは「このままではまずい」と感じたから。

FIREを目指すうえで必要なお金や、将来への備えを真剣に考えるようになり、 妻にもその思いを共有する中で、自然と話し合いの主導権を持つようになりました。

とはいえ、一方的に決めるのではなく、相手の意見もきちんと取り入れる姿勢は欠かせません。

意見がぶつかることもありましたが、最終的には「お互い同じくらいの支出になるようにしよう」という共通認識に落ち着いたのが大きかったです。

次章では、そんな話し合いを経て私たちが感じた、 「家計トラブルを避けるために押さえておきたい3つのポイント」について掘り下げていきます。

家計トラブル回避の3つのポイント

「家計のことで揉めたくない」 これは、共働き夫婦なら誰しもが感じる思いではないでしょうか。

私たちもそうです。

幸いにも、大きなトラブルは経験していませんが、 「これ、ちゃんと話しておかないと危なかったな」と思うような小さな気づきはありました。

ここでは、FIREを目指す夫婦が家計管理でよく直面しがちな問題をもとに、 トラブルを未然に防ぐための3つのポイントを紹介します。

ポイント1:"勝手な使い込み"を防ぐ

例えば、パートナーが何も言わずに高額な買い物や投資をしていたらどうでしょう。

「え、そんなの聞いてないけど?」 と不信感につながるケースは少なくありません。

これはどの家庭でも起こりうる話です。

特にFIREを目指している家庭では、支出管理がシビアになる分、 “いつ、何に、いくら使うか”の共有はとても大切になります。

我が家では、1万円以上の買い物は事前に相談する、というルールを作りました。

この“ルールを決める”ことが、トラブル防止には非常に効果的です。

ポイント2:"貯金格差"の見える化

「気づいたら、どちらかばかりが貯金していた」 こんな状況も、地味にストレスのもとになります。

特に夫婦別財布で管理していると、自分の貯金が増えていても、 相手が同じように貯めているかは見えづらいものです。

我が家では、年間の貯金目標を共有し、それに対して「それぞれいくら貯めるか」を決めておきました。

これならお互いに“自分の目標”として意識しやすく、自然と責任感も生まれます。

また、年末にお互いの金融資産をざっくり報告し合うことで、 「このペースで問題なさそうか?」を確認しています。

ポイント3:"気持ちのすれ違い"に注意

家計分担の話って、お金の話以上に「気持ちのズレ」が影響してきます。

「私は節約してるのに、あの人は好き勝手使ってる」 「こんなに頑張ってるのに、感謝の言葉もない」

そんな不満がたまってくると、言い合いや無言のストレスにつながることも。

だからこそ、定期的に「ありがとう」と言葉にすることが大事だと感じています。

また、話し合いのときに「こうしたい」という希望だけでなく、 「こう思ってたけど、実は不安だった」といった気持ちをシェアするのも有効です。 お金の話って、実は心の話でもあるんですよね。

次章では、こうした工夫や積み重ねを経て感じた、 「ふたりで目指すFIREへの道まとめ」として、最後に振り返っていきます。

ふたりで目指すFIREへの道まとめ

FIREを目指すことは、単なる“早期リタイアの夢”ではなく、 「どう生きたいか」を夫婦で見つめ直すプロセスだと感じています。

家計の分担ひとつ取っても、お金の流れだけでなく、価値観、役割分担、将来への思い… あらゆることが絡んできます。

最初は正直、うまくいかないこともありました。

でも、お互いの立場を尊重しながら話し合い、 “ふたりにとってちょうどいい分担”を見つけていくことで、少しずつ前に進めてきたと感じています。

特に共働きの場合、どちらかに偏った負担がかかると、 小さな不満が蓄積されてしまうことも。

だからこそ、「数字で見て」「ルールを決めて」「感謝を伝える」という小さな積み重ねがとても大切です。

家計の見直しは、FIREへの土台を作る第一歩。

そしてその家計を支えるのは、“夫婦の協力”です。

これからFIREを目指す方も、現在進行形で奮闘中の方も、 この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

どんな方法でも構いません。

まずは「一緒に目指す」という気持ちを共有することから、始めてみてください。

FIREへの道は、家族との対話から。 

今日が、その一歩になるかもしれません。

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