
「FIREで家族の人生って本当に変わるの?」
正直、私もずっとこんな疑問を感じています。
私の家族は、妻と小学生の子どもがいるごく普通の共働き世帯です。
毎日が慌ただしく過ぎていく中で、「このまま定年まで働き続けて本当にいいのかな?」とふと思うことがよくあります。
FIREを目指すと決めても、お金も時間も両方大事だと日々実感しています。
ポートフォリオはどうすべきか、本業はいつ辞めるべきか――悩みはつきません。
しかも家族にも、それぞれ不安や迷いがあるのが普通です。
平日は仕事に追われ、家に帰れば家事や子どもの世話でバタバタ。
「お金だけでなく、家族と過ごす時間もやっぱり大切だよな…」
そんなふうに思うことが増えてきました。
ただお金を貯めるだけじゃ物足りないし、FIREを目指すなら「家族みんなが納得できる時間の使い方」を本気で考えたいと思うようになりました。
とはいえ現実は、「家族でどうやって話し合う?」「価値観が違うときはどうする?」
なかなか答えが出ないことも多いですよね。
私も何度も悩みましたし、だからこそ同じように悩んでいる方の気持ちがよくわかります。
この記事では、FIREを目指す中で私が気づいた「お金」と「時間」の新しい価値観を、実体験も交えながらお伝えします。
「家族みんながハッピーになれるFIREってどんな形?」
そんなテーマで、一緒にゆるく考えていきませんか?
今モヤモヤしている方ほど、きっとヒントが見つかるはずです!
FIREで手に入る本当の自由とは
「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」という言葉、最近よく聞きますよね。
私も数年前からこのFIREを目指して行動していますが、「FIREで本当に自由になれるのか?」という疑問は、ずっと頭から離れません。
よくあるのが、「FIRE=一生遊んで暮らせる」といった極端なイメージですが、現実はそう単純じゃありません。
実際、私の家族も「仕事を辞めたい」という気持ちは強いですが、子どもの教育費や生活費のことを考えると、簡単に踏み切れないのが本音です。
「本当の自由」って一体何なのか?
私なりに考えるようになったのは、「お金」と「時間」両方のバランスをどう作るか、ということでした。
お金に縛られない安心感がほしい。
でも、家族で過ごす時間や子どもへの経験も絶対に譲れない。
この2つをどう両立するかが、FIREの本当の価値だと実感しています。
私自身、FIREを意識し始めてからは、「単純に節約するだけじゃつまらない」「使うところにはしっかり使う」という意識に変わってきました。
子どもにはいろんな経験を積ませたいし、そのための「時間」も意識的に確保したい。
「仕事に追われて子どもと過ごす時間がないのは、ちょっと違うな」と、心から思うようになったんです。
とはいえ、「自由」と言っても完全にストレスフリーな生活は難しいです。
実際、我が家でも妻と「いつ辞めるか」「いくらあれば安心か」みたいな話で悩みは尽きません。
そこで大事になるのが、「何を大切にしたいか」を家族で考えることです。
以下の表のように、FIREを目指す上で優先順位をつけてみると、意外と家族の価値観が見えてきます。
優先度 | 項目 | 家族の考え |
---|---|---|
1 | 教育費・生活費 | 将来に向けて安定が最優先 |
2 | 家族と過ごす時間 | 子どもの成長を見守りたい |
3 | 仕事のやりがい・安定 | 妻は早く仕事を辞めたいが不安 |
「お金の安心感」と「時間の自由」――この両立こそがFIREで手に入る本当の自由だと、今は思っています。
FIREを目指していると、周りから「贅沢だ」と言われることもあるかもしれません。
でも、本当に手に入れたいのは“自分と家族が納得できる人生”なんですよね。
これからFIREを目指す人も、まずは「自分にとっての自由は何か?」をじっくり考えることから始めてみてください。
家族で話し合うお金の使い方

FIREを目指して一番実感しているのが、「お金の使い方は家族で話し合わないと絶対にうまくいかない」ということです。
どんなに細かく節約しても、家族で価値観がバラバラならストレスが溜まるし、長続きしません。
特に、我が家のように妻も「早く仕事を辞めたい!」と思っている場合は、お互いの不安や希望をきちんと話すことが本当に大切です。
実際、我が家も「これからのお金、どうする?」というテーマで何度も話し合ってきました。
その中でよく出てくるのが、「子どもの教育費」と「家族の体験・思い出にかけるお金」についてです。
妻は「将来のためにしっかり貯めたい」という気持ちが強い一方、私は「今しかできない体験には惜しまず使いたい」と思っています。
どちらが正解というわけではなく、どちらも大事な価値観だと感じます。
とはいえ、家計に限界があるのも現実。
その中で、「どこにお金を使うか、どこを削るか」を家族みんなで納得できる形にすることが重要です。
我が家でやってよかったのが、「固定費」と「サブスク」の見直しです。
例えば、あまり使っていないサブスクを解約したり、保険やスマホ代を見直すことで、毎月数千円~数万円も支出が減りました。
下記のように、「使うお金」「減らすお金」を表に書き出すと、家族での話し合いがグッとスムーズになります。
項目 | 見直し前(月額) | 見直し後(月額) | メモ |
---|---|---|---|
サブスク | 5,000円 | 2,000円 | 使っていないものを整理 |
スマホ・通信費 | 8,000円 | 5,000円 | 格安プランに変更 |
保険料 | 10,000円 | 6,000円 | 必要最低限に調整 |
こうして「無駄」を減らした分、体験やレジャー、子どもの教育にはしっかり使う――そんな使い方を、家族で納得して決めていけるのが理想だと思います。
もちろん、話し合いの中で意見がぶつかることもあります。
「今使いたい派」と「将来のために貯めたい派」がぶつかるのはよくある話です。
大事なのは、「どちらも間違っていない」と認め合いながら、バランスを探っていくこと。
私も「過度な節約」に走って失敗した経験があります。
節約に追われてピリピリした雰囲気になると、家族の幸せからどんどん遠ざかる気がしました。
だからこそ、「何のためにFIREを目指すのか」という原点に立ち返りつつ、お金の使い方を家族で一緒に考える――これが一番の近道だと思っています。
時間のゆとりが生む家族の変化
FIREを意識し始めてから、「お金」だけじゃなく「時間」の使い方が家族の幸せに直結すると強く感じるようになりました。
正直、以前は「働いて稼ぐこと」が最優先で、平日は仕事、休日も家事や用事で一日が終わってしまう生活。
気がつけば、家族でのんびり過ごす時間なんてほとんどありませんでした。
そんな中、コロナ禍でリモートワークが定着し、「通勤がなくなる」だけで一気に時間が増えた実感があります。
これ、ものすごく大きな変化です。
今まで会社にいた時間、移動していた時間がそのまま「家族のための時間」になりました。
時間にゆとりが生まれると、家族の会話が増えたり、子どもと一緒に出かける機会も増えます。
私自身、「子どものためにちゃんと時間を作りたい」と思うようになり、積極的に習い事やレジャーに付き添ったり、平日の夕食を一緒に食べる機会が増えました。
これまでは「仕事優先で仕方ない」と思っていたことも、「時間の使い方は自分たちで決めていいんだ」と実感できるようになりました。
ここで、「時間の使い方の違い」を表にしてみました。
時間の使い方 | FIRE意識前 | FIREを意識してから |
---|---|---|
平日夜 | 仕事でヘトヘト、会話も少なめ | 家族と夕食・子どもと遊ぶ時間に |
休日 | 家事や買い物でバタバタ | レジャーや一緒に過ごす時間が増 |
自分の時間 | ほぼ取れない | 趣味やリフレッシュも意識的に確保 |
この変化が家族にも良い影響を与えているのを、日々実感しています。
子どもが「今度一緒に○○行きたい」と話しかけてくれるようになったり、妻も「前より家族の会話が増えたね」と言ってくれるようになりました。
もちろん、自由な時間が増えると「何をするか」は自分で決める必要があります。
最初は戸惑うかもしれませんが、「家族の時間」「自分のリフレッシュ」「将来の準備」といったバランスを意識することが大切だと感じます。
FIREの本当のメリットは、こうした「時間のゆとり」から生まれる家族の変化だと思います。
単に仕事を減らす、ということではなく、「自分たちで時間の使い方を決められる」こと自体が、とても大きな価値なんです。
もし今「時間がない」「家族と過ごす余裕がない」と感じているなら、一度、自分や家族の“本当に大切な時間”は何かを考えてみてください。
そこにFIREのヒントが隠れているはずです。
これからの働き方と生活スタイル

FIREを目指すようになってから、「これからの働き方って本当に今のままでいいのかな?」と何度も自問するようになりました。
世の中もコロナをきっかけに、働き方が大きく変わりましたよね。
私自身もリモートワークが増えたことで、毎日会社に通うことが“当たり前”ではなくなりました。
リモートワークのメリットは、通勤のストレスや時間が減ったことだけじゃありません。
「どこで」「どのくらい」「どんなふうに」働くかを自分でコントロールしやすくなったことが一番大きいと感じています。
そのおかげで、仕事の合間に家事をしたり、子どもの行事に参加できたりと、家族との時間を優先できる瞬間が増えました。
ただ、リモートワークだけでは「本当にやりたい暮らし」は実現できないとも思っています。
実際、FIREを目指し始めてからは、「本業だけに依存するのはリスクがあるな」と感じ、副業や新しいスキル習得にも目を向けるようになりました。
小さなことでも副業を始めることで、“収入源を増やす安心感”や“将来の選択肢が広がる期待感”を持てるようになっています。
下記のように、今後の働き方や生活スタイルを整理してみました。
働き方・生活スタイル | 変化前 | 変化後 |
---|---|---|
メインの仕事 | 毎日出社・決まった時間 | リモート中心・柔軟な働き方 |
副業・新しい挑戦 | 特に考えていなかった | 少しずつスタート、興味の幅が広がる |
家族との時間 | 仕事優先で犠牲になりがち | 家族行事・子どもとの時間を優先できる |
自分の健康や趣味 | 時間が取れず後回し | 休憩やリフレッシュを意識的に確保 |
「仕事だけの人生」から「家族や自分のための時間も大事にする人生」へ――これが、FIREを目指して変わった私の価値観です。
もちろん、生活のすべてが理想通りにいくわけではありません。
仕事のストレスや、収入への不安がゼロになることはありませんし、家族とのバランス調整も毎日が試行錯誤です。
でも、「働き方を自分で選べる」「家族との時間をしっかり作れる」そんな暮らしは、想像以上に心地いいものです。
今、もし「働き方や生活スタイルを見直したい」「家族との時間を増やしたい」と思っているなら、FIREを目指すことで自分たちに合った生き方を模索できるチャンスだと思います。
これからの時代、働き方も暮らし方も、もっと自由に選んでいい――
そんな風に、私は家族と一緒に一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
子どもと一緒に学ぶお金の知恵
FIREを目指し始めて、改めて感じるのは「お金の知識は子どもにも絶対必要だな」ということです。
正直、私自身、子どもとお金の話をほとんどしてきませんでした。
「なんでも買ってもらえる」と思っている様子を見るたびに、「このままでいいのかな?」と心のどこかで気になっています。
実際、学校でもお金の勉強はほとんどありません。
でも、社会に出たら「お金との付き合い方」が人生に大きな影響を与えるのは間違いありません。
子どもにも、“お金は無限じゃない”“大切に使うことが幸せにつながる”という基本を、今のうちから少しずつ伝えていきたいと感じています。
「でも、どうやって教えたらいいの?」
これが一番悩みどころですよね。
私も、まだ具体的にはスタートできていませんが、「一緒に学ぶ」姿勢が大事だと思っています。
例えば、こんな取り組みを考えています。
実践例 | ポイント |
---|---|
お小遣いを決めて使い方を考えさせる | 欲しいものを全部は買えない→「選ぶ力」「我慢する力」が育つ |
一緒に買い物をして「値段」を意識させる | 「高い・安い」だけでなく「本当に必要か」を考えるきっかけになる |
家族のレジャー費や旅行の予算を一緒に決める | どんな使い方なら家族みんなが満足できるか、「話し合う経験」を積む |
欲しいものリストを作らせてみる | すぐに買わず、時間をかけて本当に欲しいか考えるクセをつける |
これらを「勉強」として押し付けるのではなく、日常の中で一緒に話しながら進めることが大切だと思います。
「どうしてこれは買う?」「これは本当に必要?」といった問いかけを繰り返すことで、自然とお金の価値観が身についてくるはずです。
私自身も、「つい子どもに甘くなってしまう」「言葉で伝えるのは難しい」と感じることが多いです。
でも、親が自分も勉強しながら、お金とどう向き合うかを見せることが、いちばんの教育になるのかなと思っています。
FIREを目指す過程で、「お金=我慢」ではなく、「お金=未来の選択肢」と捉える力を、子どもと一緒に育てていけたら理想ですよね。
今はまだ模索中ですが、子どもが大きくなったとき「お金で困らない力」が自然に身についてくれたら――そんな未来を目指して、私もこれから工夫していきたいです。
見直したい家計と日常の習慣

FIREを目指すうえで避けて通れないのが、「家計の見直し」と「日常の習慣づくり」です。
正直、これが一番の“地味だけど効果が出るポイント”だと実感しています。
お金の流れを把握せずに「なんとなく節約」しても、思ったほど効果は出ません。
私も最初は「とりあえず節約しよう」と漠然と考えていましたが、それだと続かないし、家族のストレスも大きくなる一方でした。
私がやってみて本当に良かったのは、「固定費」と「サブスク」の見直しです。
この2つを徹底的に洗い出して不要なものをカットしただけで、毎月数千円から数万円の支出が減りました。
スマホ代を格安プランに変えたり、なんとなく続けていた動画サービスを解約したり。
家計簿アプリを活用して、定期的に家計全体を“見える化”するようにもなりました。
下記は、家計見直し前後の変化をまとめた表です。
項目 | 見直し前(月額) | 見直し後(月額) | 年間の節約額 |
---|---|---|---|
サブスク | 5,000円 | 2,000円 | 36,000円 |
通信費(スマホ等) | 8,000円 | 5,000円 | 36,000円 |
保険 | 10,000円 | 6,000円 | 48,000円 |
合計 | 23,000円 | 13,000円 | 120,000円 |
このように「固定費」を削ると、毎月のストレスもかなり減りました。
しかも、「浮いたお金」を“我慢”に使うのではなく、「家族の経験」や「子どもの教育」など、“価値を感じること”に振り向けるのが大切だと思います。
逆に、やりすぎな節約はうまくいきませんでした。
過度に食費を削ったり、レジャーを我慢しすぎたりすると、家族の雰囲気がギスギスしてしまいます。
「何のためにFIREを目指すのか」を忘れず、“楽しむための余裕”を持つことが一番のコツです。
また、日常の習慣で意識しているのは「お金の使い方にメリハリをつける」こと。
たとえば、日々の買い物はなるべく無駄を省くけれど、家族で過ごすレジャーや旅行にはしっかり使う。
家計簿をつけるのが苦手なら、“自動で記録できるアプリ”を活用するのもおすすめです。
FIREは「ストイックな節約」より「納得感のある使い方」が長続きするポイントです。
「削る」よりも「賢く使う」を意識することで、家計も心もゆとりが生まれます。
もし今、家計や日常の習慣を変えたいと思っている方がいたら、まずは「固定費の見直し」から始めてみてください。
その一歩が、大きな変化のきっかけになるはずです。
家族で描く新しい未来のかたち
FIREを目指す過程で、私が一番大切だと感じているのは、「家族みんなで未来のイメージを共有すること」です。
お金や時間のことだけを考えるのではなく、「これからどんな暮らしをしたい?」と家族で話し合うことこそが、一番の安心や満足感につながる気がしています。
FIREは「ゴール」ではなく、「家族らしい暮らし方を実現するための“手段”」です。
経済的な自由を手に入れたその先に、“本当にやりたいこと”や“家族で大切にしたいこと”がなければ、せっかくのFIREも色あせてしまうと思います。
私自身、FIREを意識してから、「何のために働くのか」「どんな日常が心地いいのか」を家族でよく話すようになりました。
たとえば――
「子どもと一緒に過ごす時間を増やしたい」
「夫婦で新しいことに挑戦したい」
「旅行や自然体験をたくさんさせたい」
こうした夢や希望を「家族の目標」として共有することで、日々の行動や選択も変わっていきます。
下記のように、「家族の新しい未来」を可視化するのもおすすめです。
家族の夢や目標 | 実現のために考えたいこと |
---|---|
子どもの体験や学びを増やす | 時間とお金をどこに使うか、家族で優先順位を決める |
夫婦で自由な時間を楽しむ | お互いのやりたいことを尊重して応援し合う |
新しい場所に旅行・移住してみる | 資金計画や働き方をどう変えるか話し合う |
こうして「未来を一緒に描く時間」を持つだけで、毎日の暮らしにもワクワクが増えます。
お金や時間に追われているだけでは得られなかった、「心の余裕」や「希望」が自然と湧いてくるのを実感しています。
もちろん、家族それぞれの考え方や価値観が違うこともあるでしょう。
「なかなか意見がまとまらない」「現実的に難しいことも多い」――そんなときは、無理にすべてを揃えなくても大丈夫です。
まずは「お互いの考えを尊重する」「小さな目標から始める」ことが、家族の絆を深める第一歩になると思います。
FIREをきっかけに、「家族みんなが納得できる未来」を一緒に考える――。
このプロセスこそが、本当の意味で“自由”を手に入れることなのかもしれません。
最後に、もし今、FIREや家族の将来について迷っている方がいれば、「自分たち家族はどんな暮らしをしたい?」と、一度ゆっくり話してみてください。
きっと、新しい未来のヒントが見つかるはずです。