家庭とFIREのリアル

【要注意】FIRE家計が破綻する“夫婦のズレ”3パターン

2025年5月30日

FIREを目指そう!って決めたとき、真っ先にぶつかるのは「お金の問題」だと思ってました。

でも実際に壁になったのは、妻とのズレでした。

私自身、FIREを本気で考えはじめてからというもの、妻と何度も気まずい空気になったことがあります。

こっちは節約のつもりで頑張ってるのに「え、そこまでやるの?」みたいな顔をされたり、 逆に妻が思いきって支出を減らそうとしたら「それはちょっと…」と戸惑ってしまったり。

要は、FIREをどう捉えているか、その温度差や優先順位の違いが浮き彫りになったんです。

「なんでわかってくれないの?」「私ばっかり我慢してる?」 お互いそんなふうに思ってしまって、家の空気がピリッと重たくなったことも。

正直、家計が崩壊寸前になったことだってありました。

今は共働きが当たり前になって、家計も一緒に考える時代。

でも、ちゃんと話し合わずにFIREを目指し始めると…危ないです。

この記事では、私たち夫婦が実際にぶつかった“ズレ”をもとに、 FIRE家計を破綻させかねない夫婦のズレ3パターンを紹介していきます。

・FIREの時期に対する温度差

・お金の使い道の価値観の違い

・家計管理への関わり方の違い

どれも「うちもかも…」と思う方は多いはず。

そして後半では、どうやってズレを乗り越えていくか? 私たちがやってよかった具体的な対策も紹介していきます。

「FIREしたいけど、夫婦の考えが合わない」 そんなモヤモヤを抱えている方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。

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FIREの時期に対する温度差

FIREって、ゴールは「経済的自立」だけど、そこまでのスピード感が夫婦で違うとめちゃくちゃ揉めます

うちの場合、私は「あと数年かけてしっかり資産を作って、安心してFIREしたい」と思っていました。

でも妻はというと、FIREという言葉を聞いた瞬間に「じゃあ旅行とかはもうナシってことね」とバッサリ。

つまり、妻の中では「今すぐ節約生活に入って、できるだけ早く会社を辞める」がFIREのイメージだったんです。

こっちはまだ旅行も楽しみたいし、子どもといろんな思い出も作りたいと思ってたのに、いきなり制限モード。

同じFIREを目指してるのに、目的地までの道のりの描き方がこんなに違うのか…とショックを受けました。

そこからは「レジャー費は削るべき?」「FIREって本当に今すぐ目指すべき?」と、お互いの考えをぶつけ合う日々。

正直、言い合いになることもありました。

ただ、冷静に振り返ると「どれくらいの資産が必要か」「FIRE後の生活をどうしたいか」が共有できてなかったんですよね。

そこで私たちはマネーフォワードMEを使って、資産と支出を“見える化”するようにしました。

一緒にグラフを見ながら「ここまで貯めれば、安心してFIREできるかも」とすり合わせていったんです。

この作業のおかげで、妻も「じゃあそこまでは頑張ろうか」と納得してくれて、温度差はだいぶ縮まりました。

FIREは早く辞めることが目的じゃなくて、自分たちらしく生きるための手段。 

だからこそ、夫婦でそのビジョンを共有しておくことが、本当に大事なんだと実感しています。

お金の使い道の価値観の違い

FIREを目指すとなると、どうしても「何を削るか」が話題になります。

うちで最初にぶつかったのは、まさに旅行についてでした。

妻は「FIREを本気でやるなら、もう旅行はナシだよね」ときっぱり。

節約するなら、まず真っ先に削るべきはレジャー費、という考えです。

でも、私は逆でした。

「FIREを目指すとはいえ、家族の思い出づくりまで削るのは違う」と感じていて、 特に子どもが小さいうちは、旅行や体験を優先したかったんです。

この感覚の違いが、意外と根深いズレでした。

妻からすれば「今しかない節約タイミングを逃したくない」。

私からすれば「今しかない家族の時間を大事にしたい」。

どちらも正論だけど、優先順位が違うと、話が噛み合わないんですよね。

とはいえ、ずっと意見をぶつけ合っても前には進まないので、 「一生に一度レベルの旅行だけは行こう」「年に1回は予算を決めて計画する」 そんなふうに折り合いをつけて、ちゃんと“楽しむ”ことにしました。

結果的に、それが良かったなと今は思っています。

FIREを理由に我慢ばかりしていたら、モチベーションが続かないし、 何より「FIRE後にやりたいこと」すら忘れてしまいそうですから。

“節約すること”ではなく、“自分たちにとって本当に価値のあることにお金を使う”という意識に切り替えると、 お金の使い方で揉める回数も、かなり減りました。

家計管理への関わり方の違い

FIREを目指す上で、家計や資産の管理がどれだけ明確になっているかも重要なポイントです。

うちの場合、資産管理は基本的に私が一人で担っています。

妻は、日常の支出の管理や節約意識はあるものの、投資や資産配分などにはあまり関わっていません。

以前は少し距離を置いている感じもありましたが、今では特に拒絶反応もなく、 「任せるよ」というスタンスで、ある意味スムーズに回っています。

マネーフォワードMEで家計全体は共有していますし、必要なときには一緒に数字を見ながら話すようにしています。

正直、私は「全部一人でやらされている」といった不満は特にありません。

むしろ、資産形成に関しては自分の判断で柔軟に動けるので、今のバランスはちょうどいいと思っています。

もちろん、夫婦それぞれのスタイルがあるので、もっと二人三脚でやる家庭もあると思います。

ただ、無理に巻き込もうとしないことも、長続きのコツなのかもしれません。

関心が薄くても、最低限の共有があれば、それで十分うまく回る。

FIREという長期戦には、それくらいのゆるさも必要だと感じています。

すれ違いが招く家計崩壊

うちは幸い、これまで大きな言い合いに発展したことはありません。

でも、だからこそ油断しがちなんですよね。

「揉めてないから大丈夫」と思っていても、気づかないうちに価値観のズレが広がっていることがあります。

例えば、FIREに向けた資産運用やリスク管理について、私は基本的にすべて自分で行っています。

妻は「任せるよ」というスタンスでいてくれていますが、やっぱりこちらから情報をシェアしておかないと、 「いつの間にこんな投資してたの?」なんてことになりかねません。

実際、資産が増えても減っても、その経過を共有していないと、 不安になったり、信頼が揺らいだりする可能性があると思っています。

大きな衝突がないことと、しっかり理解し合っていることは別問題。

特にFIREのような長期的な目標になると、些細なズレが積もり積もって、 気づけば「なんでこんなすれ違ってたんだろう…」ということになりかねません。

だからこそ、「揉めてない今のうちに」話すことが大事なんです。

情報共有、目的の確認、生活イメージのすり合わせ。

そういった小さな会話の積み重ねが、家計崩壊を防ぐ一番の対策になると、私は思っています。

家計のズレを防ぐ方法とは

ここまで読んで「うちも似たような感じかも…」と思った方、安心してください。

多少のズレはあって当然。

でも、ズレっぱなしにしないことが大事なんです。

我が家では、定期的に家計の状況を一緒に確認するようにしています。 

月1回でもいいし、何か大きな支出があったタイミングでもOK。

とにかく「気づいたらズレてた」を防ぐには、ちょこちょこ話すことが一番です。

あと大切にしているのは、これまでのスタンスをいきなり変えないこと。

急に「今月から娯楽費ゼロね」とか「この保険解約するよ」とかやると、相手の信頼を失います。

大きな買い物や方針転換をするときは、ちゃんと相談。

この“ひとことの共有”が、思った以上に効きます。

そして何よりも大事なのが、お互いが納得するまでちゃんと話すこと。

片方が「まぁいいか」と我慢して続けていると、そのうち爆発します。

話し合いの回数よりも、「納得度」が高いコミュニケーションを心がける。

これが、FIREまで一緒に走るための秘訣だと感じています。

FIREはゴールじゃなくて、新しい暮らしのスタート。

だからこそ、夫婦でしっかり話して、“二人にとってのちょうどいいFIRE”を探していきたいですね。

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